3月23日月曜日。
今年度卒業の「一苦百笑」の4人は、オペラ歌手の
加藤信行さんとは長いつきあいです。
4年生のころ呼吸についてのテーマ学習で
発声法を教わって以来、その後も歌の練習で
お世話になりました。
今日は彼らの卒業記念に!ということで
加藤さんと友人のピアニストの山田武彦さんが
プロも使う音楽スタジオで
TCS校歌を録音する機会を作ってくださいました。
この校歌は夏休みの個人プロジェクトとして
「一苦百笑」の一人の子どもが作曲したものです。
山田さんはこの校歌をいたく気に入って下さり
二部合唱で歌えるように編曲をしてくれました。
そしてこの日のために加藤さんは
スクールを訪ね歌のレッスンをして下さいました。
さあ、本番前、録音調整のために
歌ってみますが……声が出ません……。
「ひとりの子の声しか聞こえないのですが……」。
録音技師の方の声がスタジオに響きます。
ますます緊張する子どもたち。
せっかくこんな機会をもらったのに……
ちょっといらいらした私は「ちゃんと声出して!」と
子どもたちにさらなるプレッシャーをかけます。
そんな様子を見て、加藤さんと山田さんのお二人は
「うまく歌おうとしなくていいんだよ!
元気よく思いっきり声出してみようよ!」
子どもたちの気分をうまくほぐしてくれます。
サスガです!。
さあ、いよいよ本番。
子どもたちは何かが吹っ切れたようにのびやかに声を出し
TCS校歌にふさわしい合唱となりました。
ブラボ~!
この後、ピアニスト山田さんの「名人芸」がさく裂した
校歌のピアノ演奏バージョンの録音。
なんともメロウでなんとも美しい。
うっとりしてしまいます。
そして加藤さんの熱唱による校歌の録音。
なんという迫力!エクセレントです!
常日頃からプロフェッショナルから学ぶ機会の多い
TCSの子どもたちではありますが
今日の体験はまた格別でした。
まさに一生の宝物となったでしょう。
加藤さん山田さん本当に有難うございました。