特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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「サインを受信せよ」1年2年生 テーマ学習 〜概要

 

【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】サインにはメッセージが込められている。

<テーマ学習> 〜概要 

私たちの身の回りには、たくさんのサインが発信されています。そのサインは誰もが安全に安心して行動できるように示されたものであり、気づくことができないと危険なことになったり、迷ったりする可能性も出てきます。何がどこにあるのか、ここはどんな場所なのか、これはどう使ったらいいのかなど、人々の知りたい情報を「かたち」で表したもの、それが「サイン(SIGN)」です。中でも、ピクトグラムは、文字情報ではなく、線や図形、イラストといった視覚情報として表示されているため、世代や国を超えた多くの人に伝えたいメッセージを届けることのできるサインであり、自ら受信することでより安全に過ごすことができるのです。1964年の東京オリンピックからピクトグラムは一般的になりました。世界各国から選手や関係者が大勢やってくるにあたって一目で伝わる表示が必要となったのです。

スクール生活において、始めのうちは、自分の思っていること、感じたことを外に発信することで、それに気づいた上級生が受信してコミュニケーションが成立していきます。そして次第に、発信だけでなく、相手の話を聞く、周りを見るといった、「受信」が求められてきます。今回のテーマは、タイトル通り「サインを受信せよ!」というミッションの中で、意思表現について視野を広げていく学習です。

まず、身の回りにはどんなサインがあるのか見つけ出し、何を伝えたいのか、なぜ伝えたいのか、どうしてサインにする必要があるのかを考えていきます。そして、サインが受信できるようになったら、サインの「型」を使って実際に発信してみます。最終的には自分をあらわすサイン(家紋ならぬ自紋)づくりに挑戦します。どうすれば分かりやすく自分らしさを伝えられるか模索していきます。そのために具体的な伝えたいことを他者にも伝わる形で抽象化する思考を何度となく往来し、試行錯誤の末にどのようなサインが出来上がるのでしょうか。スクールに通うのが楽しくなってきた1年生と、後輩ができスクール生活に自信がついてきた2年生。より相手視点になってResilienceとLoveを発揮しながら受信・発信していくことを目指していきます。

 

YI


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

 

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