【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】構造よく力を制す
<テーマ学習>レポート1
2年生の今年度4つ目のテーマ学習は「築きに気づく」です!
さて、「築きに気づく」とはどういうテーマなのでしょうか?
昨年の2年生のプレゼンテーションの様子から、何か建物を作るようなイメージであると答えてくれた子もいました。
テーマタイトルが難しく、「築き」という字はみんな知らない様子。
後ろにつく「気づく」については、
「はっ!って気づくことだよね、見つけるっているイメージ!」
「なんかを見つけるんだよね!」
「目だけじゃなくて触ったり、匂いとかでもわかる!」
「また五感つかうのかな!?」
などなど、感感学学のイメージが強いながらも何かを見つけるという認識があるようです。
では、前についてる「築き」とはなんでしょうか?
みんなで漢字の形に注目。
「竹かんむり」に「木」がついているから自然なのかなぁ。
真ん中の部分がわからない。「工作の工」かな?
など、形に注目して考えてくれていました。なりたちについて見てみると、どうやら真ん中の部分は工具を表している様子。
「そっか、木とか竹で何か作るんだ!」と声が上がりました。
では、何を作るのでしょうか?
木で家が作れるよね。いや、橋も作れる。犬小屋とかも作れるんじゃない?
どんどんアイディアが出てきます。「建物」という言葉から広げて「建築物」という表現に触れると、これまでに見たことのある建築物がたくさん挙げられました。
身の回りに溢れている「建築物」ってどうして必要になったのでしょう?
ずっと昔からあるんじゃないか、という仮説がすぐに出てきましたが、その「ずっと昔」にどうして建物が必要になったのでしょうか?
「敵に襲われるから、隠れるためなんじゃないかな?」との意見もありました。
三匹の子豚をイメージして、どんどん強い建物を作っていったのではないか、という意見も。
そうするとどの子も「安全」ということが大事なのではないか、と考え始めました。
古い家や高いビル、マンションなども実は安全じゃないのでは…?
一方で10階に住んでいるけど安全だよ、という意見も。
すると、橋は安全じゃないと思う、という意見から議論が発展。ココドコで歩いた橋はがっしりしてて安全だったよという意見があれば、吊り橋とかぐらぐらして安全じゃない、という意見も。
なんだか、お互い違う橋をイメージして話しているようです。
そこで、それぞれのイメージする橋を絵にしてもらいました。
思い思いに描いた橋を説明し合うと、それぞれ「どんな人が通って、どんなふうにつかわれているのか」を考えて描いていたことが見えてきました。
KO
—
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)