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＜テーマ学習＞ レポート
2週目は、日本の政治は戦前から戦後へどのように変遷してきたのか知るためにNHKスペシャル「戦後70年ニッポンの肖像」を視聴しました。
戦前の大日本帝国憲法下の日本が1945年に敗戦し、その後の10年間で劇的に変化を遂げた我が国日本。戦争の歴史についてはいくつかのテーマ学習を通して多少知っていることはありましたが、政治にスポットライトを当てて変遷を見ることで今まで知っていたことが新たな角度で見えてきます。
戦前は国家元首であり、軍と政治のトップであった天皇陛下が敗戦とともに象徴天皇になったことが当時の日本人にとってどれほど大きなインパクトであったのか初めて想像する機会となりました。
「敗戦後天皇陛下が全国をまわって、国民を元気にしたんだね。若い人たちも天皇に会って泣いてるね。すごい人気なんだね。」
「GHQに言われて象徴天皇になってから日本国憲法が出来たのか！」
「王制から民主主義にこうやって変わったんだね。」
親米派でまずは日本の復興ありきで進んでいった吉田茂と憲法改正することで真の自立を求める岸信介。そして高度経済成長に突入した日本を田中角栄が日本列島改造論でますます豊かな国へと引っ張っていきました。
「豊かさの分配かー。言ったことを実行するって田中角栄すごいんだね！この当時の日本に影響を与えた日本人ランキング1位なんだって！政治家が選ばれるなんて今では考えられないね！」
と当時の日本が政治が打ち出した目的に向かって一丸となって経済も動いていたことが伝わってきます。その後、2001年小泉内閣が発足して「自民党をぶっ壊す！」のキャッチフレーズと共に田中角栄がアレンジした自民党や派閥政治を「ぶっ壊して」構造改革を行いました。
その後2009年には自民党以外の政党にも政権交代し民主党政権が誕生しましたが、掲げた政策を実行することができず、自民党が政権に復帰した。
そして今月中には自民党総裁選が、10月には衆議院議員総選挙が行われる。
「何が決め手なんだろう？どんなことを政治に求めるんだろう？」
「もう豊かな時代だしね。消費税を安くして欲しい。」
「コロナを落ち着かせて欲しいな。」
「菅総理は辞退してるから安倍さんがまた出るかな？？」
「憲法は守って欲しい！絶対改正しないで欲しい。」
これまで知っていた史実や歴史的なターニングポイントは政治と密接な関係があることを知り、この時代が当たり前にあるのではなく、歴史の上に積み重なってできていることに想いを馳せた学びとなりました。
さて翌週は私たち国民を守る日本国憲法について踏み込んでいきます。
YI
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（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）