【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】この地には歴史が刻まれている。
<テーマ学習> 概要
私たちの先祖は縁あって「この地」に移り、生活に合わせ自分たちの手で「まち」を作り、文化を形成してきました。東京という土地はまさに人の手によって作られてきたまちです。遡ること1590年、豊臣秀吉から関東への国替えを命じられた徳川家康。その家康が本拠地として選んだのが、当時は葦の生い茂る低湿地帯の辺鄙な田舎町であった江戸。そんな江戸の土地は地形改造を経て百万都市へと成長し、明治時代に東京と名を変えるも現代まで日本の中心であり続け、今なお変化し続けていいます。そんなまち並みを視点を変えて歩き、歴史の痕跡を探しながら時代の変化を探る旅に挑戦します。
今回は東京の基盤を作った江戸時代へと遡り、現在との比較からその変化を追っていきます。江戸城のあった皇居周辺は大名屋敷や武家屋敷のならぶ武家地であった一方、浅草橋〜浅草は町民地で多くの人が商工業で生計を立てていました。こうした皇居周辺、浅草橋〜浅草と数回にわたって行うフィールドワークでは歴史の痕跡を発見することがミッションです。現地へと赴き、学びのアンテナをフルに働かせ、現代の地図と古地図を駆使しながら痕跡を見つけていきます。発見した痕跡がなぜそこにあるのか、どんな意味があるのか、見ることのできない江戸のまちを思いながら現代への変化を辿っていきます。最後には、発見した歴史の痕跡を起点として時代の変化を物語にまとめて語ります。
私たちが毎日のように見ている景色、街並み、道、動植物、人。そんな中ふと目に留まったもの、それが歴史を紐解く痕跡、なのかもしれません。
KO
—
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)