特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

03-5989-1869

school@tokyocs.org

〒164-0001

東京都中野区中野1-62-10

東京コミュニティスクール

「いい仕事してますね」3年生 テーマ学習 レポート1

【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】質の高いものづくりが喜びを生み出す。

<テーマ学習>

3年生の今年度5つ目のテーマ学習です。

これまでの上級生のプレゼンの記憶から、キッズたちは「椅子を作る」「ものづくりをする」というイメージを持っていたようです。けれど、このテーマではただ椅子を作っていくのではなく、自分たちの仕事と向き合い、その仕事から「喜び」が生まれるかどうかを探していきます。

まずは、キッズたちの先行知識の確認。

「どんな仕事を知っているかな?そしてそれはどのようなことをするのかな?」

みんなに付箋を配り、そこに仕事の名前と内容を書いていきます。

 

様々な「仕事」が挙げられ、それらを眺めながら各々が気になる仕事について質問したり、補足したりしながらイメージを膨らませていきます。

話し合いながらも、
「教師や自衛隊、医者は人に関わる仕事だよね」
「総理大臣って人に関わる仕事?法律に関わる仕事?」
「漫画家や建築家はモノに関わる仕事だから、分けておこう」

などなど、出てきた仕事を「人」と「モノ」のどちらに関わるかで大きく分類し始めました。

そんな中で、

「運転手ってモノを動かすけど人を運ぶよね?」
「漫画家も結局は人に読んでもらうね」

など、簡単に分類できない面も見えてきました。

たくさんの仕事が出揃ってきたところで、テーマ名にも入っている「いい仕事」ってどんな仕事だろう?と考えてみます。

 

大工さんやお医者さんなど具体的に「人の役に立つ仕事」が出てきますが、そこからどうしてそれらが「いい仕事」なのかと掘り下げていきます。

対して、そうした仕事に悪い仕事はないのか?と考えてみると、

「雑な仕事をするのは悪い仕事だよね」
「人の役に立たなかったり、迷惑をかける仕事は悪い仕事」

という意見が出てきたことで、「いい仕事って人のためでもあり、自分のためでもあるかもね」という意見も出てきました。

 

そんな「いい仕事」に対しての思いも膨らんできたところで、今回の仕事「椅子作り」に向けて正しい道具の使い方を身につけていきます。

トンカチとノコギリの達人として佐藤守さん(マモさん)をお呼びして、まずはトンカチの練習。

木片上の引かれた線の上に等間隔で釘を打ち込んでいきます!


 マモさんからのフィードバックを受けながら、みんな黙々と作業に熱中!なかなかまっすぐ入らない釘に試行錯誤を繰り返します。

そして気付いたらあっという間に終了の時間…

最後にマモさんから「みんな筋がいいですね〜。どんどんうまくなっています!」とコメントをいただきました!

来週はトンカチに加えてノコギリの練習をしながら、どんどん技術を磨いていきます!

KO, YI

(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

Comments are closed.
アーカイブ