【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】質の高いものづくりが喜びを生み出す。
<テーマ学習>
3年生の今年度5つ目のテーマ学習です。
これまでの上級生のプレゼンの記憶から、キッズたちは「椅子を作る」「ものづくりをする」というイメージを持っていたようです。けれど、このテーマではただ椅子を作っていくのではなく、自分たちの仕事と向き合い、その仕事から「喜び」が生まれるかどうかを探していきます。
まずは、キッズたちの先行知識の確認。
「どんな仕事を知っているかな?そしてそれはどのようなことをするのかな?」
みんなに付箋を配り、そこに仕事の名前と内容を書いていきます。
様々な「仕事」が挙げられ、それらを眺めながら各々が気になる仕事について質問したり、補足したりしながらイメージを膨らませていきます。
話し合いながらも、
「教師や自衛隊、医者は人に関わる仕事だよね」
「総理大臣って人に関わる仕事?法律に関わる仕事?」
「漫画家や建築家はモノに関わる仕事だから、分けておこう」
などなど、出てきた仕事を「人」と「モノ」のどちらに関わるかで大きく分類し始めました。
そんな中で、
「運転手ってモノを動かすけど人を運ぶよね?」
「漫画家も結局は人に読んでもらうね」
など、簡単に分類できない面も見えてきました。
たくさんの仕事が出揃ってきたところで、テーマ名にも入っている「いい仕事」ってどんな仕事だろう?と考えてみます。
大工さんやお医者さんなど具体的に「人の役に立つ仕事」が出てきますが、そこからどうしてそれらが「いい仕事」なのかと掘り下げていきます。
対して、そうした仕事に悪い仕事はないのか?と考えてみると、
「雑な仕事をするのは悪い仕事だよね」
「人の役に立たなかったり、迷惑をかける仕事は悪い仕事」
という意見が出てきたことで、「いい仕事って人のためでもあり、自分のためでもあるかもね」という意見も出てきました。
そんな「いい仕事」に対しての思いも膨らんできたところで、今回の仕事「椅子作り」に向けて正しい道具の使い方を身につけていきます。
トンカチとノコギリの達人として佐藤守さん(マモさん)をお呼びして、まずはトンカチの練習。
木片上の引かれた線の上に等間隔で釘を打ち込んでいきます!
マモさんからのフィードバックを受けながら、みんな黙々と作業に熱中!なかなかまっすぐ入らない釘に試行錯誤を繰り返します。
そして気付いたらあっという間に終了の時間…
最後にマモさんから「みんな筋がいいですね〜。どんどんうまくなっています!」とコメントをいただきました!
来週はトンカチに加えてノコギリの練習をしながら、どんどん技術を磨いていきます!
KO, YI
—
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)