【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】私たちは時代の流れの中で生きている。
<テーマ概要>
このテーマの「遊」という漢字。この漢字の成り立ちや関連する熟語を見ていくと、人間と深い関係があることがわかります。例えば、「遊」の熟語でもある「遊び」。それは人にとって無くてはならない生きていく上で心を満たしてくれる行動のひとつです。その「遊びの歴史」を辿り、歴史上の出来事や人々との関わりを見ていく事で、とても深いつながりや背景が存在していることがわかります。そして「遊び」というと子どもたちにとっても必要不可欠な行動のひとつを見ても、人生を鍛錬する場という考え方があるように、子どもたちの成長に無くてはならないものとなっています。
現代の子どもたちの遊び方や行動、そして過去の子どもたちの遊びや遊び方も、時代の流れと共に変化を遂げてきました。「遊びってなんだろう?」「現代と過去の遊びってどんな違いがあるんだろう?」と遊びに観点を向けながらそのルーツを探っていき、見えない時代の背景や変化に気づくことができるでしょう。
遊びと歴史の深い関係性や時代の流れの中での変遷を見ていきながら、どうしてこうなったんだろう?どうしてこの遊びが人気だったんだろう?この遊びってどうやって生み出されたのだろう?と考え、実際にその遊びを体験して感じることが、とても貴重な歴史の体験につながっていくことと思います。
今回のテーマでは、遊びからその時代の背景を探究し、歴史上の出来事や時代の流れ、そして遊びと生活の変化を探究していきます。
成果としてのアウトプットでは、探究してきた100年前から未来の100年を創造し、それをキッズゲルニカとしてキャンバスに描いていきます。自身の年齢プラス90年後の100年後の未来の世界を子どもたちはどのように創造して絵で表現していくのでしょうか。現代の子どもたちが、歴史を100年遡って感じたことを踏まえ、100年後の未来を創造するとどんな世界が予想されるのか、とても楽しみです。
HM
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)