【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】人の心は表情と仕草で表現される。
＜テーマ概要＞
誰かに何かを伝えたいと思ったとき、あなたならどうやって伝えますか？ 直接話す、電話する、手紙を書いて渡す、メールやチャットをするなど、少なからず”文字”や”言葉”にして伝える人が多いのではないでしょうか。
しかし、目の動きや眉の形、口角の向き、あるいは手の振り方や足の向き、笑い方や体の動きなど、「言葉以外の方法」でも自らの思いを雄弁に語ることができるのが、私たち人間が持ち合わせている大きな表現方法といえるでしょう。そんな言葉のない世界での面白さは、身体が”正直に反応してしまう”というところ。
だからこそ、言葉のコミュニケーションよりもむしろダイレクトに、自分の思いや心の動きが相手に伝わってしまう。それこそが、非言語の醍醐味といっても過言ではありません。
そこで今回のテーマ学習では、探究領域「意思表現」の第一歩として、非言語コミュニケーションの力を実感していきます。”表情”と”仕草”の２つに注目し、自分や友達が普段どんな表情や仕草をしているか、無意識を意識するとこから始めます。
それが他者にどんな印象を与えているのか、なぜそんな印象を与えるのだろうか、自己視点と他者視点を行き来しながら考えを巡らせ、言葉を使わずに、伝えたいことを相手にうまく伝えることができるのか？受け取ることができるのか？ いくつもの身体実験を重ねていきます。
無理に表現するのではなく、溢れんばかりの思いが言葉となり、体の中に満ちてきて、もはや言葉にならないからこそ身体が思わず動き始める。
その”感情”や”気持ち”を伝えるために、パントマイムという表現方法を用いて、TCSの精神でもある「６つのSPIRIT」を体現することにチャレンジします。
身体を通じて、見るものと演じるもの同士「以心伝心する」ことができるのか！？ ノンバーバルな世界へと一歩を踏み出していきますよ。
MK
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（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）