【学年】 5年生 6年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】事業の目的は顧客の想像である。
<テーマ学習 レポート>
開店どころの話ではなくなる事態が起こりました。この日の出店はTCSの3・4年生に向けたプレ営業。準備時間が、急遽、緊急会議に変更となりました。
会計、広報、感染防止、商品管理と仕事を分担したため、それぞれ責任を持って進めるのはいいことですが、各役割担当は1名ずつではないため、別の担当者に確認や報告をすることが必要になっていきます。
また、部署を決めたとはいえ、全員で経営していくお店でありますので、人手が足りなかったり、放課後に残れる人が引き継いだりすることもあるので、そういうときにも、お互いのコミュニケーションが重要になってきます。
始めのうちは、「これ、どうしようか」「ここに置けばいいかな」と声を掛け合っていたのですが、2回の営業を経験すると慣れも出てきます。すると、
「さっき片付けた方がいいっていったのに、なんでまだ片付けてないの?」
「どうして、商品の片付け場所を変えたの?」などなど、
円滑に進めたいという気持ちは同じでも、ちょっとした勝手な行動や独断で、衝突してしまうと、お互いを不信に思うようになり、笑顔も消えてしまいます。
3回目の開店準備に向けては、雨のため室内で行うため、感染防止のために会計前に透明シートをどう設置するか新たな課題が出ており、そのシートを巡って、同じ担当同士で奪い合いに。どちらも「相手には任せられない」という気持ちになってしまい、シートを括り付けていた厚紙の芯が疲弊して折れてしまいました。
出店者たち自身がこのような状態では、「お客様の笑顔を獲得」を目指して開店などとてもできません。
それぞれが不満に思っていることを出し、行き過ぎた言動を確認した上で、何より、このような不信関係はクラスとして悲しい状態であること、お互いを認められるような視点をもつこと、仲間とともに楽しくやっていこうという方向性を共有しました。
誰もが楽しめるお店「笑得亭」の意味を再度認識して、開店準備をスタートしました。「やることを報告しあう。」を意識しながら…。
しかし、残念ながらお天気は雨。駐車場でなく、TCSのエントランスからの1階入口を店舗とすることにしました。
それでも天候が悪いと、なかなか一般のお客様に来ていただくことはできませんでした。キッズ対象で救われました。売上に天気が影響することを実感。
4回目の営業日は晴天の予報。前回のように休日ではないため、どれだけ宣伝できるかが鍵となります。さぁ、曇り空から晴れにしていこう!
AN
—
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)