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「Borderless World」G5テーマ学習 レポート3

【学年】5年生
【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】人権は自由、正義及び平和の基礎である。

 
<テーマ学習レポート>
「Borderless World」-3

テーマ学習で大切にしている、「現場」「現人」として、今回は2度の機会に恵まれました。中国黄土高原の農村や都市部出稼ぎ労働者コミュニティに実際に入り込み、フィールドワークを地道に続け、研究をされている、東京大学総合文化研究科准教授の阿古智子先生がスクールにて研究内容をお話してくださいました。そして、人権問題で苦しむ人々の支援活動をしている「アムネスティ・インターナショナル日本」に行って、職員の方から活動内容や思いなどを伺ってきました。

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阿古先生のお話は大きく分けて2つありました。

・HIV感染者を多く生み出してしまう負のサイクル

・北京で出稼ぎ労働者が住む区域が壁で取り囲まれている現状

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都市部に住み込みで出稼ぎにきても住民票は移せない。自治体から受けるサービスにも差が出てしまう。また、衛生的に管理されていない中、生活費にするために血を売る、帝王切開時の輸血などが原因でHIVに感染してしまう。

自分たちの身の回りでは、ゴミ清掃や医療費が負担されているなど、国のサービスを知らないうちに当たり前のように受けています。「保険証」はいわばその証。ハンナ・アーレントが亡命して無国籍になったことがどれだけ大変なことかが見えてきます。

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一方、アムネスティ訪問では、「今までどういうことを学んできたか、ここに何を期待してきたか」と自己紹介とともに語ってほしいと言われ、自分たちが語ることから話が始まりました。全員が違うことを語っていたので、TCSキッズらしい良さが見られた場面でもありました。

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アムネスティは市民運動のひとつ。自分とは何の繋がりもない遠い国に住んでいる人でも、人権侵害で苦しんでいるならば助けようと動いている団体です。子どもたちは、話の中で、日本は難民の受け入れを厳しく制限している国であることに驚いている様子でありました。その反応に対して、「受け入れようという人もいれば、心配だという人もいるのよ。」と話したあとで、まずは受け入れてどうすればいいかを考えていければいいと思うけどね。」と意見を添えられていました。人を第一に考え、葛藤を乗り越えるヒントになる言葉になるのではと思った次第であります。

これまで、知ってきたこと、考えてきたことをどう整理して、何を伝えていくか、いよいよテーマ大詰めです。

 

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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形テーマ学習一覧表_実施版

 

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