【学年】 5年生6年生
【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】編集によって情報の価値は変わる。
<テーマ学習リポート>
校正して推敲して作家と対話しよう![テーマ『Dear Editor』(G5-6)]
さて、TCS信明楽協編集部は、TCSキッズの作家さん達から集めた作文を元に、編集作業をどんどん進めております。
まずは借りることのできた原稿をGoogle Documentsに打ち込む作業から。
その後「校正」していきます。誤字脱字、句読点や段落など、「読みやすさ」を求めて文章を綺麗にしていきます。
さらにそこから「推敲」していきます。
物語で繋がらない部分、尻切れとんぼになっている部分、細かい部分から、全体的なストーリーで違和感のあるところを、あぶり出し、コメントで残したり、文章を書いてみて提案するために準備をしていきます。
ある程度、校正・推敲が進んでいくと「作家と対話する」フェーズへと入ってきます。
物語のあらすじはどんなものなのか、ストーリーのなかで登場人物の名前の表記の揺れがあったり、語り手が途中で変わってしまって不自然な文章になっていたり、作家と編集者で二人三脚で作品をよくしていきます。
特にこの中で意識してきたのは「作家が伝えたいこと」を大切にすることや「作家の表現」を大切にすること。
はじめにみんなで「編集」について語り合った時、過去二人の先輩に編集をしてもらった子がこんなことを言っていました。
「ある先輩は、自分の作品がすごく良くなって返ってきたんだ。でも、また違う先輩は、全く自分の作品とは違うものになっちゃってたんだよね。それがすごく印象に残ってるんだよ」と。
編集者が書いた文章が強すぎると「作家の作品」ではなく「編集者の作品」になってしまいます。
ここでもまた「さじ加減」が難しいところで、そこは「対話」によって進めていかざるを得ません。
作家さんは忙しいので、ランチタイムや放課後の時間にうまくアポを取って対話する必要があります。
さて、期限はどんどん近づいてきます!期限内の校了を厳守するために、頑張っていきましょう!
TY
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版