【学年】1年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】見れば見るほど見えてくる。
<テーマ学習レポート>
テーマ学習「静かなともだち」〜wk5・6〜
いよいよテーマ学習も後半戦に入り、子どもたちの『葉ンティング(葉っぱ集め)』もお手の物です!
「まだ黄色い葉っぱが少ないから見つけようよ!」
「このゆずの葉っぱは葉肉の下にもふくらみがあってかわいい!」
「あの紅葉めずらしいよね!形が普通の紅葉と違うよね!しかもオレンジできれい!」
体をはらせてしまって恐縮ですが…
紅葉山公園では珍しい『ハウチワカエデ』をゲット!!
採集して来た葉っぱもかなりたくさんの種類が集まったので、押し葉にしたものをラミネート加工し、模造紙4枚大のMAPに整理して分類していきました。
カオス状態にたくさんある葉っぱを整理する方法としてまずは軸を決めます。
「色で分けようよ!緑と赤はどう?」
「でも紅葉してない葉っぱがいっぱいあるじゃん。そういう緑色の葉っぱはどうやって並べたらいいの?」
「じゃあ、葉っぱが分裂していないか、どうかはどう?」
「うーん。いいけどなあ。。。大きいと小さいはどう?そしたら、だんだん小さいのから大きいのに並べられてかわいいよ!」
「じゃあ大きい・小さいを横にして、縦は周りがギザギザとツルツルの軸にするっていうのはどうかな?」
「いいね!賛成!!」
子どもたちが話し合いながら横軸は大きさ、縦軸は葉っぱの周りが鋸歯縁(ギザギザ)か全縁(なめらか)かに整理し、それ以外の特徴も踏まえてチームをつくっていくことになりました。
二つの軸を考えることで分類がしやすくなるということを子どもたちも実感しています。
ああでもない、こうでもない、あそこじゃない、ここじゃない、もっと近く、もっと遠くにと何度も何度も正解のないやり取りを繰り返しつつ、ようやくみんなが納得できる葉っぱの分類ができました。ふ〜〜〜。。。ですね!
でもこのしつこく、諦めないやり取りが分類をする上で非常に大切な態度です。
ここまでやると子どもたち一人一人が、なぜこの葉っぱがこのMAPのこの位置にあるのか自分の言葉で語ることができます。そこには子どもたちのこだわりがあるからです。
このように自分たちで採集してきた大量のものを見やすく一覧するために分類し、特徴を捉えて名付けするというボトムアップかつauthenticな体験が分類する価値を実感させてくれます。
しかも1年生にとっては初めての共同で一つのアウトプット制作となります。子どもたちも私もワクワク興奮しています。
チームワークを発揮し、みんなが納得するためにコミュニケーションをたっぷり取りながら、自分だけでは決して創ることができない大作が間も無くできあがりそうです。
ようやく明日のプレゼンに向けてMAPも完成し、子どもたちは楽しそうにスピーチの練習をしています。
乞うご期待です!
YI
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版