【学年】3年生4年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】石ころから自然の不思議が見えてくる。
いよいよ本格的な調査に入るということで、編階特球の15人を石調査隊に任命しました。見っけ隊ではなく調査隊であります。
これまで記してきた「発見」「疑問」wallを見ていくと、隊員たちの関心ごとは次の疑問に集約されているようでした。
・石にはどうやら種類がありそうだ。
・どんな種類があるのだろうか。
そこで、今回の任務は、多摩川の上流にあたる奥多摩氷川の河原でどんな石があるのかを調べにいくことにしました。
先日のビッグウェンズディで「工事中!」に参加したE君がお台場で石を拾ってきたとのこと。奥多摩の多摩川の行き着く先はその東京湾。地図で位置を確認して、いく場所のイメージを膨らましていきます。
電車から見える景色はみるみる山へと変わっていき、石や岩も目立ち始めます。サマーキャンプで見る景色と似ているといいつつも、「こんなに石があるんだね。」と再認識していました。
調査の仕方も、専門家の方法を用いることに。『河原の石の観察と実験』に書かれた通りにやってみます。
1. 石の大きさを調べる
・周囲にある石の中でひときわ目立つ大きな石を見つける
・その石を中心に半径2mの円を描く
・円の中にある石を大きい順に20個選び、長さを測定する(測定用紙に記録する)
2. 種類の多い石の数を調べる
*今回は、理科実験で頼まれていた「石灰岩」(白い石)の数を調べました。
・ある部分を1m四方の正方形に区切る
・その中にある白い石の数を数える
たくさんの石がありますが、見れば見るほど、様々な石があり、同じ種類に見えるもの、これはほかにないぞ!という逸品と出会えます。傷をつけたり、割ってみたりしながら、どんな石があるのか、自分の主観で10種類の石を探すことも任務のひとつに入れました。
晴天のもと、充実したフィールドワークができました。持って帰りたいけど、大きすぎる・・・。と断念したり、こんな大きいの持って帰ってきたの!とリュックに入れていたり。
石だけでなく、それぞれに感じたことを伝えたくてうずうずしている調査隊であります。続きはスクールに戻ってからじっくりしていきましょう。
AN
——
(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より他のテーマ学習内容をご覧いただけます。