特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

03-5989-1869

school@tokyocs.org

〒164-0001

東京都中野区中野1-62-10

東京コミュニティスクール

「築きに気づく」テーマ学習 概要

【学年】2年生 【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】
 構造よく力を制す。

——
<テーマ概要>
 私たち人類は約1万年も前から建物をつくり続けてきました。大昔から続く「建築」の歴史は、雨をしのぐために屋根をつけ、風をしのぐために壁を立てる、まさに自分が生きるための小屋づくりに始まります。車輪などの道具が発明されることで、より大きなものをつくれるようになり、巨大な岩を積み重ねたピラミッド、石やレンガを組み上げた教会、アーチで形作られる橋など、様々な構造や素材による建造物がつくられるようになりました。そこには、物質にはたらく「力」を活用してきた人類の知恵の歴史があり、人類が「建築」を通じて信仰や文化を表現してきた歴史があるのです。

 そういった歴史の積み重ねの上にある現在の私たちは、一歩街を歩けば、人々が住む一軒家やマンション、そびえ立つビル群、鉄塔や電波塔、ジェットコースターや観覧車、橋梁やダムなど、たくさんの「建造物」に出会います。そこには強い荷重に耐える構造や素材の工夫とともに、特徴的なデザインが施されており、見れば見るほど、知れば知るほど、惚れ惚れする魅力が溢れているのです。

 テーマ学習「築きに気づく」では、私たちの生活を支え、豊かにしてくれる「建築」に対する興味関心を大きく広げることとともに、そこに隠されたさまざまな知恵や技術について、観察と実験を通して探究していきます。

※今回のセントラルアイディア「構造よく力を制す。」は、バックミンスター・フラーの名言「力と戦ってはならない、力を使いこなしなさい。」と同じ意味合いで使っています。


——

KK

Comments are closed.
アーカイブ