子どもの遊びの歴史を
自ら編み、歴史は覚える
ものではなく、
自ら判断し認識するもの
ということを学びます。

[3・4年生]T2-1

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自ら編み、歴史は覚える
ものではなく、
自ら判断し認識するもの
ということを学びます。

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自ら編み、歴史は覚える
ものではなく、
自ら判断し認識するもの
ということを学びます。

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"> 自分たちで歴史を編む – 東京コミュニティスクール

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自分たちで歴史を編む

[3・4年生]

下の写真は、ある日の放課後の風景。今、流行の「ヴァンガード」というカードゲームで遊んでいる男の子たちです。カルタ、トランプのように、むかしむかしから世界のいたるところで、カードゲームは行われ、遊びの中心にありました。

この写真だけ見ると、今も昔も子どもはカードで遊ぶし、そのスタイルも変わらない……というように思えてしまいますが、「ヴァンガード」のようなタイプのカードゲームは、とても複雑な考え方を要求され、とてもじゃないですが、お父さん、お母さん、おじさん、おばさんはついていけません。見かけだけは似ていても、そこには大きな違いや変化があるのです。では、いつ、どんな理由でカードゲームの「進化」は生じたのでしょうか?もしかしたら社会状況の「変化」とつながる部分があるのではないでしょうか?そんなことを追究してゆきながら、「歴史」は「確定したもの」として「覚えるもの」ではなく、自分たちで「歴史像」を「つくりあげてゆくもの」だというコンセプトを学ぶのが今回のテーマ学習です。

子どもたちにとって身近で実感できる「子どもの遊び」を「切り口」として、「証拠」を集めて、みんなで「吟味」して、歴史を自分たちで編んでゆくプロジェクトに取り組みます。

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子どもの遊びを描いた傑作に、ブリューゲルの『子どもの遊戯』があります。今回の学びは、まずこの絵を子どもたちに見せることからスタートしました。すると、

「これって争い?」
「戦争かな?」

という反応。確かにこの混沌とした状況はさながら戦場のように見えます。そこで、棒にぶらさがってなにやらやっている2人に着目するように伝えると……

「あっ!鉄棒で遊んでるんじゃない!」
「こっちは追いかけっこしてる!」
「なんだみんな遊んでるんだ!」

人のモノの見え方とは不思議で、遊びを描いている絵だと気づいた途端、いろんな遊びが見えてきます。子どもたちもノリノリで、どんな遊びをしているのか、探し始めました。あること、あること、それもそのはず、この絵の中には約100種類の遊びが描かれているそうです。

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「これ、やってみたい!」

ブリューゲルの絵の中にある遊びの中で彼らが選んだのは、なんと馬乗り。そうか君たち、馬乗りしたことないのね。よし、じゃあやろう!ということで放課後実際にやってみると……あらら、450年前の絵と変わらない光景が眼前に!やっぱりブリューゲルはスゴイ!

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何かを追究してゆくには、まず、自分たちの頭の中にあるイメージをさらけ出すことからスタートするという学び方を学ぶのも、テーマ学習の重要な役割のひとつです。そこで、いつものように「子どもの遊び」について自分たちの持つ先行知識を洗い出すことからスタートしました。

20分間、みんなで思いついたことをどんどん掘り出して(マイニングして)、模造紙1.5枚分をぎっしり埋めつくしたマップができあがりました。

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「マイニング」の次は、出された項目を俯瞰してながめ、どんな仲間に分かれるか考えつつ、別のマップ(やっぱり模造紙1.5枚分)を作って整理してゆきます。

おにごっこ、こおり鬼、逃走中……「にげる」遊びだ!……となると、かんけりも近い。かくれんぼもそうかな。戦闘中は「逃げる」だけでなく、ボールを「投げる」……野球が近いな!……ボールを使うという点では……サッカーと仲間。野球とサッカーを合わせたらキックベース。「投げて」「当てる」とドッジボール!……「当てる」のはスポーツ系だけじゃなくて、パチンコ、えんぴつたおしというのもある。パチンコには、TCSフェスタのときに作ったような板の上を転がすのもある。「板」と言えば、人生ゲームみたいなやつも「板」……「ボード」ではなく「カード」の仲間がヴァンガード!。他にトランプ、ウノ、そして「和風の」かるた(いろはかるたみたいなのをイメージしているのだろう)も「カード」で遊ぶ仲間……

こうして、子どもたちみんなで整理を進めてゆくと、項目をつなぎ、まとめる「動作」だったり、共通して使う「道具」「素材」「形」などのキーワードが自ずと出てきて、TCS LION クラスの子どもたちが抱いている「子どもの遊び」についての知識マップができあがりました。

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最後に、個人作業を行って、これまでみんなでまとめてきた「知識マップ」を自分なりに整理します。これから何かを追究しようと考えたら、自分の持っている知識を洗い出し、吟味し、次の発見へとつなげてゆくために、今回のマッピングプロセスを使う必要がでてきます。小3・4年生だからこそ、この大事なプロセスを使いこなせるようになるための導入として、じっくり取り組んでゆきます。

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20分間集中して、A3の用紙1枚に自分なりにまとめた「整理
マップ」ができました。スペースの使い方にはまだまだ工夫が必要そうですが、自分なりにカテゴリーを作ってまとめることはできました。「マップ化」してどう知識を整理するかを学ぶ第一歩としては上出来です。

さあ、これで「子どもの遊び」について自分たちの抱いているイメージがつかめました。いよいよ次週から、「子どもの遊び」の「時間的変化」つまり、「歴史」と、そこから見える「社会の変化」とのつながりについて追究してゆきます。

RI

TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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