特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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プロから学ぶ

[3・4年生]

テーマ2週目となる今週は武蔵砂川にある家具工房『KOMA』さんへ伺いました。これから初めての椅子製作に取りかかる前に、物作りのプロが働く工房を見学しお話を伺ってきました。

まず到着してKOMAの松岡さんに自己紹介と挨拶をし、今後製作する椅子の絵を子どもたちがそれぞれに描きながら特徴や使用する道具を説明しました。
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すると「じゃあ、のこぎりの練習をしてみようか!」と松岡さん。板とのこぎりを準備して下さり、子どもたちは早速切り始めます。「のこぎりは脇を締めて持つんだぞ。こうやって。それで引く時に力を入れるんだよ。引く時に切れるからな。」

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教えてもらったコツを試しながらその違いを体験しているようです。「よし、うまくなってきたぞ。よく切れてるよ。」と松岡さん。子どもたちはすでにワクワクした様子です。
「みんなカンナって道具知ってるか?」「知らない。あ、鰹節のやつか!スクールにもある。でもやったことない。」
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カンナの使い方も試し、見本を見せて頂いたようになかなかスムーズに使うことができない難しさを感じつつもこの道具が木の表面を滑らかにするためのものだということを教えてもらいました。

次に教えて頂いたのはインパクトレンチ(ドリル)です。なぜか電動工具に興奮気味の子どもたち。松岡さんは気前よく様々なサイズのドリルを準備して下さり、子どもたちは教わりながら大きな板に沢山の穴を開けていきました。これぞスクールではできない学びですね。ありがたい原体験です。

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何度もやる内に体重の掛け方や角度の大切さを感じている様子。椅子作りの前にプロの方に道具の使い方について実践レクチャーを受けられるなんて恵まれているなぁ。
そしてここからがさすが松岡さん。
「よし。じゃあこの板にスプレーで好きなように絵でも描いてみようか!」
いきなりの展開に驚きながらもワクワク楽しそうな子どもたち。
あっという間にドリルアートの出来上がりです。道具の使い方もただ練習するのではなくクリエイティブな遊びと一体にしてしまう松岡さん。さすがクリエイターですね。

それからもプロが使う大型電動工具やヤスリの使い方など色々と体験し、学ばせて頂きました。

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子どもたちにとって最も印象的だったのは、工具の使い方の見本で松岡さんがあっという間に木の剣や小さな木の家を作ってくれたことでした。

翌日のスクールでの振り返りでは「あんなにあっという間にきれいな剣を作れるなんてすごすぎるよ!」とプロのすごさに感じ入った様子でした。

椅子作りに対するやる気も俄然高まった子どもたち。いよいよ翌週から製作開始です。

松岡さん、そしてKOMAの皆さまお忙しいところ貴重な学びをさせて頂きまして本当にどうもありがとうございました。

YI

TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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