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『てこでも動かない』〜ふりかえり〜

[3・4・5年生]

笑いが起こり、大きな拍手。テーマ発表会のプレゼンは大成功
でした。ふりかえり用紙にも、よくわかる「説明」で「熱意」も
伝わってきたし、なにしろ面白かった!という言葉が並びました。

特に、アルキメデスの子孫と名乗り、「教授」になりきって「滑車
の原理」を説明した子には、“花まる”評価も続出。自信を深めて
いました。

また、「原理」を「現実」に試してみて、不具合が生じたときに、
問題点を「分析」して「工夫」し、あきらめずに結果を出した
プロセスこそスバラシイ!という評価を多く頂戴しました。

「原理」を軽んじるのもダメ。かといって「現実」の複雑さを無視
するのもダメ。「原理」と「現実」との間を何度も行き来しながら、
何かを成し遂げる実体験こそ、科学的思考力の礎になります。

「滑車」を通じて、「滑車の原理」を「理解」するにとどまらず、
一般化して活用可能な思考スタイルを育てるのに今回の「探究」が
寄与したと言えましょう。

最後の部分での「挑発こそ火事場のばか力の源泉」という主張も、
ちょっと緊張気味ではあったものの、怖じ気づくことなく、これ
までの殻を破り“はじけた”発表を行うことができました。涙を流し
つつもトライした甲斐がありましたね。

相手の心に伝わる発表をする!という点では今回のプレゼンは十分
合格でした。しかし、これはプレゼンレベルの基本を突破したに過ぎ
ません。このことを子どもたちも自覚していて、みんなでふりかえり
を行った際に、改善点としてほとんどの子が「質問への対応をもっと
堂々とうまくやりたい」ということを挙げました。

発表するだけでなく、発表後の「質問」にどこまで対応できるかで、
学びの広がりと深さが明確になります。その意味では、「滑車」と
「てこ」の原理を組み合わせたものが「輪軸」であると言えるのは
なぜか?という質問に対して、きちんと答えられなかったり、「滑
車」を活用してどんな「発明」ができそうか?「滑車」を使って
さらにどんな実験を構想しているのか?という質問にも堂々と答え
られず、どぎまぎしてしまったのは、子どもたちにとって大きく
悔いの残るところだったようです。

では、どうして「質問」にうまく対応できなかったか……

子どもたちとともに原因を探ってみると、1つは、自分の思いを
堂々と返すという思い切りに欠けていることでした。

「今なら言えるのにな……」

でも、そんなことを言っても後の祭。次はぜひともリベンジです。

そして、もう1つは、やはり、まだまだ「追究」の突っ込みが浅い
ということでした。もし、普段から“もしかしたらこうかな?ああ
かな?”と突っ込み続けていれば、「質問」されるような内容に
ついても自分なりの考えを抱いているはずです。普段から深く考え
ていれば、とっさに「質問」されても平然と答えられます。そう
なってこそ、プレゼンのレベルももう一段階上がります。新たな
課題に向けての挑戦が始まりました。

“滑車についてさらに実験していろいろ確かめたい”という気持ち
が本物ならば、「終わりが始まり」で、さらに「発展」させてゆく
でしょう。子どもたちがどう動いて行くか……期待して見守りたい
と思います。

RI

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