特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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どんなメッセージを伝えるのか?

[6年生]

6年生最後のテーマが始まりました!
子どもたちは先輩たちを見てきているので、
「次は映画を作るテーマでしょ?」と何をするのか分かっていて、
どんな映画を作りたいかも少し考えていたようでした。
テーマ名は、「人の心を動かすストーリー」。
そもそも、「人の心を動かす」とはどういうことなのか、
そのためにどうしたらいいのだろうか。
そのことについて語り合うところから今回のテーマ学習が始まりました。
「映画で伝えるメッセージが必要。」
「演出を凝ってもメッセージがないとつまらない。」
「車を使った映画を作ったとしたら、車に興味が無い人は興味持たないかなぁ。」
「興味持つ人が多くなるように、興味の無いことでもおもしろいと思えるようなストーリーにしないと。」
「先が想像できないストーリーのほうが引きつけると思う。」
「人の記憶に残るような映画を作りたい。」
子どもたちの中では既に、ただ映画を作ればいいってものではないという思いがありました。
だから、映画を作ることが簡単だと思っていないし、
映画を通して何を伝えるかというメッセージを決めることから映画作りが始まると考えていました。
じゃあ、早速映画作りに入ろう!
まず、子どもたちの意見にあるように、メッセージを考えることから始めました。
子どもたちからは、
「夢はあきらめない。」
「人生は何が起こるかわからない。」
「スクールで大切にしている3つの約束を伝えたい。」
などなど、アイデアが出てきました。
中には、
「みんなが良いアイデア出すから、困っちゃうよ〜。」
と、悩む子も。
そこで、「これでいいかな……」という気持ちでアイデアを出すと、
仲間にばれてしまう。
「本当に思っている?他に思っていることあるなら言ってみてよ。」
「その意見は、映画の内容だよ。まずは何を伝えたいか。メッセージはどうする?」
と、子どもたち同士で仲間のことを理解しつつ話し合う姿が見られました。
映画をつくる上での条件は、
●1人一作品
●上映時間は3〜5分
●アナログ(順撮り、あるものを使って制作)
●音楽・言語・映像などの効果を活かす
そこで、子どもたちの中で議題に挙がったのは、
「みんなが同じメッセージで映画を作るのか、
それとも、みんなが違うメッセージで映画を作るのか」
ということ。
話し合いの末、「各々が一番伝えたいメッセージで作ってみよう!」ということになりました。
メッセージが大体固まってきて、
次のステップはどうやってメッセージを伝えるか、ストーリーの企画立てをしていきます。

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TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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