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「水知らずにはいられない」~ふりかえり~

[1・2・3年生]
テーマ発表会が終わり、ふりかえりです。
授業中に溜めた雨水を
「ちょっと飲んでみよう。」
と一人の子の提案に、
みんなでほんの少しずつ飲んでみた。
「けっこうおいしい。」
「ぜんぜん問題ないよ。」
という子供たちの反応だった。
しかし、彼らの表情は不安げで、どこかで、
「雨水や川の水をそのままでは飲んで大丈夫?」
と思っていたようです。
そんな彼らは、二つの水処理場へ出かけ、
自分たちの使う水だけでなく使った水も
人の手できれいにされていることを知りました。
また、水をきれいにする仕組みや
微生物、砂ろ過、薬品が水の浄化に
使われることも知りました。
一人の子は、発表会で
「微生物が汚れを食べて、体が重くなると底に沈むから」
きれいな水と汚れが上下に分離することを
説明できるまでになりました。
ただし、その発表会では、
「きれいな水と飲むことができる水をどう見分けるのか?」
という新たに追究すべき課題もいただきました。
「けっこうあるね。」
これは、全員でスクールにあるお風呂の水量を測った時に、
数人の子から出た声です。
隣にある洗濯機に、2リットル入りペットボトルを使い、
洗濯用の60リットル、すすぎ用の60リットルと
2回に分けて計120リットルを運びました。
何度も何度も往復しました。
それでもなお、お風呂にかなりの水が残り、
思わずもれた感想でした。
これで、普段私たち使う水の量の多さを
少し感じられたようです。
残念だったのは、自分たちの手で行う砂ろ過の実験を
思ったようににできなかったことです。
試行錯誤を繰り返すことで、
水をきれいにすることは決して簡単なことではない
と充分に体感することができませんでした。
そのため、やりきったという感じを持てない子もいました。
今回の「水知らずにはいられない」のテーマ学習は終わりましたが、
学びそのものは続きます。
機会を見つけ、実験に再チャレンジしてみるのも
意義あるものになるはずです。

TY

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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