特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

03-5989-1869

school@tokyocs.org

〒164-0001

東京都中野区中野1-62-10

東京コミュニティスクール

ありがとうの要塞

昨年から作成してきた「自分の周りの世界」
家族→スクールの友達→スタッフ・・・・と徐々に世界が広がってきました。
自分の顔写真の周りに付箋紙が増えていくと、それを「コロニー」「ありがとうの要塞」などと呼んだり、
「ロケットの形みたいになってきた!」などと楽しみながら作業しています。
1回お休みしてみんなより遅れていた子に対して「〇〇のも、ずいぶん増えてきたね!」
と声をかけたり、「スクールのメンバー足りないよ!」と教えあったり・・・
「自分の周りの世界」ではあっても、お互いに学び合いながら進める姿が見られます。
ありがとうの要塞_01ありがとうの要塞_03
「蚕糸の森公園で掃除してくれてる人」「スーパーの人」・・・
と自分を中心に外へ外へと世界が広がり、「もういないよ・・・」となったところでスタッフから
「〇〇がお世話になっているのは人だけかな?」と質問が投げかけられました。
しばらく考えていたその子は「うさぎのみけぼ!だって撫でると嬉しい気持ちになる。」と、
人以外に自分の生活にかかわっている存在に気付くことができました。
隣で作業している友達の様子に触れながら、さらに新しい視点で
自分がお世話になっている存在に気付き始めた子ども達。
「自分の家」「蚕糸の森公園の木」「前のテーマでお話してくれたお坊さん」などと次々と
意見が出され、付箋紙の面積が増えていきました。
では、それぞれの世界をみんなで見てみましょう!ということで発表です。
ありがとうの要塞_04  ありがとうの要塞_05  ありがとうの要塞_06
テーマ学習を重ねるにつれ、質問し合い高めあうことに慣れてきた子ども達、
良い質問や意見が出てきます。
スタッフの質問の仕方を真似て、上手に質問する子もいて頼もしいです。
その中で、「動物園の飼育係」と書いてあった子に対して「飼育係がいなかったら寂しい。」
という意見が出たところで、「そうだよね、いるのが当たり前だと思ってるけど、
じゃあ、この人がいなくなったら、これがなくなったら、と考えてみたらどう?」
ということで、みんなで想像してみました。今まで当たり前だった隣に座っている子がいなくなったら・・・
「寂しい!」みんなそれぞれに実感できたようです。
「キャンプの時さ~、暗くて怖かったけど、〇〇としゃべって安心したんだよね~」
「〇〇と一緒にいたら嬉しいし、遊んでて段々楽しくなる!」
と、クラス内でお互いのありがたさを確認したところで今週のテーマは終わりです。

YT

TCS2009年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

Comments are closed.
アーカイブ