【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】構造よく力を制す。
<テーマ学習> 〜概要
東京には高い建物がいっぱいあります。それらの建物はなぜ崩れたり折れたりせずにずっと立ち続けることができているのでしょうか?大きな地震があったり、巨大な台風が迫ってきたりしても、それらがしっかりと人々の生活を守り、同じ場所から動くことがないのはなぜなのでしょうか?
私たちが生まれるずっと前から巨大な建物は存在していました。四千年も前にはピラミッドやジッグラトといった巨大建造物が作られており、今でも作られたままのかたちで残されています。それらの建造物がずっと残り続けているのは、たまたまではありません。人々が物質に働く力を理解し、建築の中にそれを取り込んできたからこそそれらの建造物は残っているのです。さまざまな素材や構造が吟味され、失敗と成功を繰り返してきた結果として、私たちは丈夫な家の中で天気の心配をせずに生活することができているのです。家や高層ビルだけでなく、大きな橋や高いタワー、ドームや競技場など、私たちの暮らしの中にはたくさんの建造物があふれており、その一つ一つがしっかりとした計算に基づいた構造や工夫によって築かれているのです。
このテーマでは「力」がどのように「建築」に関係しているのかを探究しながら、身近に存在する建造物に関心を持ち、自分たちがその構造をどのように生活に生かしているかに目を向けていきます。さらにプレイフルネスを最大限に発揮しながら、自分が理想としている生活がどのような「未来の街」の中で実現できるかを考え、デザインしていきます。
YII
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)