【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】私たちは水と共に生きている。
<テーマ学習> 〜概要
日々、無意識に使っている「水」。「この水はどこから来たんだろう?」「この水飲めるのかなぁ」なんて考えたことはありますか?多くの日本人は水があって当たり前、水道水は飲めて当たり前という認識を持っていると思います。そして「水をそんなに出しっぱなしにしたらもったいないよ!」というのは簡単なことです。でもそれを本当に自分ごととして考え、将来、今のように気軽に使えなくなるかもしれないということを感じていいっている人は少ないと思います。しかし近年、サステナブルという言葉がとり正され、地球上の資源は注目されていますが、水に限ってはその意識が日本人は薄いのではないでしょうか。それは当たり前のように蛇口を捻れば出てくるもの。そして当たり前のように水が身近にあるから。だから自分たちの将来にも当たり前のようにあると信じてやまないからだと考えます。
では世界の水事情を見てみましょう。気候変動によって砂漠化や干ばつ、そして洪水などの影響を受けています。雨が降らなくなってしまい、深刻な水不足を引き起こしている国、地下水が枯渇して使える良質な水が身近にない国。そして水があったとしても到底、飲み水としては使えるような綺麗な水ではなかったりしています。そんな世界の水事情を知っても、水はいつでも手に入るものだと思うのでしょうか?それでも「水」は持続可能な資源と言えるのでしょうか?
今回のテーマ「Be Water」では、まず身近にある水について考えていき、自分たちの身の回りと「水」との関係性や、日頃、どのように水と関わっているのかをふりかえっていきます。そして日本だけではなく世界の水事情にも目を向け、日本と世界で「水」に対する意識の違いや価値観の違い、そして環境の違いを自分ごととして考え、見ていきます。そしてそこから見えてきた水資源の持続の可能性、水資源の重要性、また自分たちの今現在の水との関わり方を客観的・主観的の双方向からにみていくことで、どのように考え価値観を持ち、どのように賢く水と付き合っていったら良いのかを模索し提案していきます。
HM
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)