【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】質の高いものづくりが喜びを生み出す。
<テーマ学習> 〜概要
今回のテーマにもある「仕事」。一般的には 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動であったり、生計を立てる手段として従事する事柄であったりします。また、したことや行動の結果、そして業績なども仕事と呼ばれています。
そんな仕事をしていく中には仕事の評価につながる「質」と呼ばれるものがあります。例えば、人の性質・体質、物の性質・品質と「質」のつく言葉には、物が成り立つもととして考えられるものであったり、そのものの中身を表す言葉であったりします。では「いい仕事」や「仕事の質」について考えてみましょう。「いい仕事」と言っても一概になにがいい仕事なのか、「仕事の質」、こちらも「質」が指している部分が抽象的で明確ではない言葉なので捉え方は様々です。今回の探究では、「いい仕事」や「質」という言葉の意味を徹底的に探究し、自分達が関わる仕事に対して、なにを持っていい仕事なのか、質とは一体なんなのかをものづくりの観点から体感し意識していき探究していきます。
今回は、ものづくりの仕事を徹底的に探究していく中で、達人から「いい仕事とはどのようなものなのか」「質とは一体なんなのか」を学び取り、考察しながら探究していきます。まずは自分の考える「いい仕事と悪い仕事」そして「いい仕事の条件にはどのようなものがあるのか」を炙り出し、そして誰にとってのいい仕事なのかを全員で考えていき、クラスがひとつになって「いい仕事をやり遂げる」ことを目標とし、全員の価値観を皆で共有し共感しながら、ものづくりの仕事として「木材で作り上げる収納椅子」を制作していきます。
ただ作るだけではなく、道具を扱う技術の習得と、常に安全を意識した取り組みを行いながら学んでいきます。そして探究の最後には、セントラルアイディアでもある「いい仕事」と「質の高いものづくり」に到達できるよう、そして「いい仕事ができた」と自分自身と他者からのふりかえりで感じられるよう探究していきます。
HM
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)