【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】観測は予測の礎となる
<テーマ学習> 〜概要
私たちにとって、とても身近な「天気」。朝起きてその日の天気予報をチェックして服装を考えたり、登山前には天気予報を確認し、登り始めれば雲や雨の状況を見ながらルートやスケジュールを変更したり、1週間後に予定している旅行のために週間天気予報を見ながらヤキモキしたり、天気は私たちの日々の生活と密接な関係にあります。もちろん台風やゲリラ豪雨、大雪など、私たちの生活に大きく影響を与えるリスクがあるからこそ、私たちは積極的に天気に関する情報を必要としてきました。
地球上では、太陽光を源とした大気のダイナミックな変化によって、天気を左右する気象が引き起こされています。
かつては、自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測する「観天望気」に頼っていた天気予報も、今や数理モデルを用いてスーパーコンピューターで多くの観測データを分析し天気を予測する時代になりました。しかしながら、この時代においてもピンポイントで「空を眺める」「風を感じる」など人間の感覚が求められる場面がたくさんあります。
今回のテーマでは、天気や気象に関する基本的な知識を学び、私たちが入手できる気象データを収集し、読み取ることで天気を予測することにも挑戦します。
しかしながら、このテーマで最も重きをおくのは、その原点となる「観測」です。まずは外に出て、空を眺めて、大気の変化を、雲の変化を楽しみながら、天気や気象について深く探究していきましょう。
KK
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)