【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】話には要点がある。
<テーマ学習 概要>
伝えたいことが、必ずしもうまく伝わらないことがある。逆に、伝えたくないのに違う意図で伝わってしまったことがある。誰しもが、言葉でのやりとりにおいてもどかしい気持ちを抱いたことがあるのではないでしょうか。
その一方で、誰かを励ますことができたり、誰かに勇気付けたられたり、自分自身を奮い立たせてくれるものだったりもする。言葉にはそんな「力」があります。そう考えてみれば、人は言葉によって成長できる生き物であるともいえるでしょう。
しかし、ただむやみに言葉を紡いだだけでは、たちまちその魅力は失われ、冗長な“話”になってしまうこともしばしば。
また、言いたいことをただ漫然と並べてしまっても、自慢話や説教話になってしまっては、それこそ話にならないでしょう。
そのためには、話のポイントとなる箇所を際立たせつないでいくことで、話がぐっと立体感を帯び、いつの間にか人の心を動かすものになるのです。
今回のテーマでは、「名言」にスポットをあて、”人が残した言葉”を出発点としながら、様々な偉人たちに出会っていきます。
全く知らない人物であっても、自分の胸を打つ言葉に出会うことで、その人物について知ってみたくなる。その好奇心を持ちながら、偉人の生き様を調べていく過程で、彼らが経験した成長や変化、あるいは葛藤や苦悩などに直面していくことでしょう。そこに子どもたちが自身の歩みと重ね合わせていく中で、新しい価値観や心震える瞬間に遭遇していき、これからの自らの人生の大きな糧になってくるはずです。
偉人を偉人たらしめているものはなんなのか、深く知れば知るほど、誰かに伝えたくなる。
そのアツい思いをアツい”話”にかえて、人の心を動かす伝え方にとことん挑戦していきます。
MK
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)