タイトル: ココドコ
探究領域: 時空因縁
セントラルアイディア:俯瞰と抽象化が理解を深める。
[2年生]
いよいよテーマ学習も折り返し地点に入りました。
これまで何度もフィールドワークに繰り出し、「中野の街」の位置関係やオモシロイ場所について自分の頭の中の地図がだんだん作られてきている2年生。
これまでに歩いて発見したオモシロスポットを盛り込んだ『略図』を作るミッションに向けて、『略図』を作るポイントについて話し合っていきました。
これまでの学びの経験から子どもたちから出てきた『略図』作りのポイントは
◼︎『方角』・・・まずは、「地図は北が上だよね!」と自信たっぷりの様子
◼︎『目印』となる『大きな道路』(早稲田通り・大久保通り・紅葉山通り・環七通り)を書く
◼︎『目印』となる中野『駅』と電車の『線路』を書く→中央線の線路は東西を知る目印ともなっている
◼︎『大きな目印』と『小さな目印』を書く→サンプラザとドコモビルのような『大きな目印』があれば自分がどこにいるか知ることができる。
またオモシロスポットの近くにある『小さな目印』となるような建物を書くことで目的地にたどり着けるし、迷わない(と思う)
◼︎正確な地図を書くわけではないので『省く』所は大胆に『省く』!
◼︎オモシロスポットは『写真』や『オススメポイント』をのせる
『略図作りのポイント』についてマイニングしてから、早速それぞれでA-3用紙に『略図』を書いてみようということに。
しかし地図を読めるようにはなってきたものの、いざ自分で誰かに分かるような地図を作ることはむずかしい・・・ですよね。
「あれー、中野駅とブロードウェイの距離が中野駅とTCSの距離と同じくらいのはずないよねぇ。」と『縮尺』の壁に当たっています。
「うーん。あのダンゴ屋さんてこの道だっけ?こっちだっけな?」
細い路地がたくさんある中野北口の迷路に苦戦をしいられています。
「ああ、定規使えるところもあるけどまっすぐな道だけじゃないから線をきれいに書けないなー。」たしかに曲線のほうが難易度高いですよね。
国土地理院の一万分の一の地図を参考にしながら、試行錯誤している内に時間はあっという間に過ぎていきました。
翌日はまだあまり歩けていない通学路がある南口をフィールドワークすることに。
知っているはずの通学路も『ムシの目』で歩いてみるといくつもの発見がありました。
通い慣れたはずの道にある壁画の中に隠された絵を発見したり、お気に入りのワッフル屋さんがGWの内に引っ越して中野駅前の丸井に移ったことを知ったりと早速『学びのアンテナ』がクルクルと動き出します。
「この団地の中に入っても同じ道に出られるんだよ!」
いつもの通学路にある団地へ一歩足を踏み入れると昔懐かしい団地があり、元気な春の花たちがかわいく咲き乱れていました。
団地の中を通って行くと中野駅南口へと続く坂道があり、その辺りを散策してから『犬囲い』の南側を横断する大久保通りを東へ進んでスクールへと戻ってきました。
来週からは『略図』作成に取り掛かります!
彼らの発見したオモシロスポットが反映されたオリジナル略図をどうぞお楽しみに。
YI
※TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。