タイトル:東京発見伝
探究領域:時空因縁
セントラルアイディア:「地域には欠かせない機能とかけがえのない特徴がある。」
[3・4年生]
いよいよプレゼンテーションを目前に控え、今週は未来ビジョンの提案を磨いていきながらkey noteでの発表資料を製作していきます。
まずは小グループに分かれていくつかの提案について更に膨らませるアイディアを出したり、問題点についても議論していきました。
その上で各自が一つずつ提案することを担当し磨きをかけ、資料を作り込んでいきました。
「中野にイベントを増やしたいんだけど、5丁目にある5つの商店街が一斉にお祭りをするってことだけkey noteに書けばいいかな?」
「それでTくんがイメージしているイベントが誰にでも伝わるかな?まったく中野のまちのことを知らなくて興味も無い人にイメージさせることが出来るかな?」
「うーん。できないなぁ。」
「ちょっと具体的な事例も出せばいいんじゃない?どんなお祭りなの?」
「たとえばね、ブロードウェイ商店街ではレア物が並んでたり、カードゲーム大会があったりしてさ、新井薬師の前のアイロード商店街ではお祭りの縁日みたいに出店が並んでいる感じ。」
「なるほど〜!面白そう!やっぱり少し具体的な事例を載せた方が魅力が伝わるよ。やっぱり”提案”だからね。それいい!!って思ってもらえるようにプレゼンしないとね。」
逆にある子は細かい部分まで提案内容を説明しすぎていて情報量の多さが目立ちます。これでは提案がスっと入ってきません。
「ちょっとDちゃんは長いな〜。もっと絞った方がいいよ。」
「それに面白いけど、劇っぽい台詞が多すぎるんじゃない?時間も限られてるんだから台詞はもうちょっと減らした方がいいんじゃない?」
「えっ。でも面白くした方がお客さんも興味もって聞いてくれると思うんだけどな。ぼくの提案は面白い”まち歩き”を企画して中野の観光客にもっと中野を知って楽しんでもらうっていうのがコンセプトだからガイドさんになってツアーガイドするみたいなプレゼンにしたらいいと思うんだけど。」
「それはすごくいいアイディアかもしれないけど全体の長さを考えると一人1分くらいで収めないといけないじゃん?だからもうちょっと絞った方がいいかな〜って。」
「そっかー。分かった。」
色々な子どもたちからのフィードバックは時に厳しいものもありますが、子どもたちはさらに良くするために活かしていく姿勢をすでに持っています。
プレゼン前日まで粘り強く改善を加え、”ことば”の一つ一つにこだわっていきます。
さあいよいよ翌日が本番です。
どのような中野未来ビジョンが提案されるのか、乞うご期待です◎
YI
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。