[3・4年生]
今週はいよいよテーマ発表。
ずっとボランティアで通い続けてきたデイサービスの施設で
自分たちで「何かできないか」と考えた出し物と歌をさせていただきました。
いつものようにお手伝いをして、最後の15分を時間をいただき、まずは、
利用者さんの前で、自分たちで練習してきた「ヨーヨー」と「マジック」をしました。
「すごいねぇ」「上手!」
と歓声があがり、その何かしたいという思いが伝わったからなのか笑顔も見られました。
最後に一人一人今までお邪魔させていただいたお礼をひと言ずつ伝えました。
みんな言い終わると、ある利用者さんが「ちょっとひとこと言わせてください」と立ちだして、
「みんな来てくれてありがとう!・・・今後ともよろしく・・・」
とお礼の言葉を言ってくださいました。
それは、施設のスタッフの方も予想をしなかった言葉でした。
子どもたちも、とても嬉しかったようで、
「本当に嬉しい!」「絶対にまた行きたい!」
と興奮していました。
さて、いよいよ金曜日に迫ったテーマ発表会。
今回のテーマで学んだことをまとめていきました。
今までに働いてきた姿の一部を流すことにして、見てもらうことにしました。
1・2年生の発表も社会寄与に関してのテーマで、
その発表と比べられることは意識せざるを得ないことです。
自分たちは、3・4年生。
自分たちがやってきたことに関して、自分が変わったと思うことを中心に発表をすることにしました。
自分の意識の中で変わったと思うこと、自分自身の内面を見つめていくことは、今までに
やったことがないという話で、一度思ったことを書いてみることにしました。
しかし、中々思い浮かばずに、まとまりません。
さらに、自分自身が思ったことを他人に分かるように
話すことを意識していくと、まだまだという思いが出てきて、
読んで聞いてもらい、直していきました。
「思いつかない」「分からない」
という言葉も聞こえ、苦しんでいました。
今まで自分自身で行伝シートを使い、振り返りの練習をしてきましたが、
子どもたちは、自分自身のことについて振り返ることの難しさを感じていたようでした。
家に帰っても、もっと分かりやすく、コンパクトにまとめようと
新たに考えてきたりとやりぬくことができました。
発表は、今回はスピーチの練習をかねて、暗唱で行うことにしました。
何回も何回も練習を重ね、いよいよ本番。
まずは、学んできた流れを伝え、自分たちの仕事ぶりをビデオで見てもらい、さらに振り返りとご協力を見てもらいました。
いよいよ、自分たちの学んできた思いを伝える場面。
「今回、達成感が正直ありません。何かやりきっていない気がします・・・」
「自分楽しめることが大切だと感じました。そこでみんなが楽しめるとよいと思う・・・」
「最初は嫌だと思ったんだけど、やっていることでとても楽しくできた・・・」
緊張した面持ちでしたが、自分たちの思いを伝えきれたようでした。
質問を受けるところでは
「社交辞令じゃないってどんなとき思いました?」
と言う質問に、
自分たちがやってきたことを思い出し、しっかりと答えていました。
普段はなかなか緊張して自分の考えを言えない子も、自分の考えをすぐに堂々と話すことができました。
今回のテーマを通して、継続して同じところでボランティアを重ねていったことにより、その活動に思いを込もっていったことが印象的でした。
その後も「社交辞令はよいと思いますか?悪いと思いますか?」
という意見も出て、会場にいるみんなも考えさせる場面もありました。
子どもたちは、緊張していた様子で終わった後は、やりきってほっとしたような表情をしていました。
TK
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