特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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「詩」と向き合う

新宿御苑、隅田川〜築地、鎌倉の海、橋本鋳造所と4つの旅を終えた子どもたち。
旅を通してたくさんの詩が生まれました。
並べてみると、旅を重ねる度に、表現の幅が広がっていることが分かります。
一緒の景色を見ているのに、注目するものも感じることも様々。
一人ひとりの個性が表れています。
でも、もしかしたらもっと別の表現があるかもしれない、
言葉を置き換えると、もっと相手に自分の感動が繋がるものになるかもしれない。
そのためにはどうしたらいいか。
そこで今週は、書きためた詩を整理し、読み直し、推敲する段階に入りました。
今まで旅に出て詩を書くことを繰り返していた子どもたち。
第5週の前半は、有名詩人の詩集、スタッフや子どもたちが書いた詩など、ゆっくり詩に触れる時間を設けました。
まずは、スタッフや子どもたちが持って来た詩集を一緒に楽しみました。
「この詩は、(事実がはっきり書いていないけど)こういうこと?」
と、多くの詩を読み重ねて行く中で、その詩の背景や技などが読み取れるようになったようです。
「詩」と向き合う_01 「詩」と向き合う_02
また、スタッフが書いた詩を読んだ時には、
「旅に一緒に行っていない人には分からない。」
とのアドバイスの元、「じゃあ、みんなだったらどんな詩を書くの?」と書き直してもらいました。
発表してみると、元の詩から全然違うものがそれぞれ生まれてみんな驚き!
以前に「詩人の旅」をした先輩のファイルを見てみると、
同じ詩を何回も書いていて、毎回少しずつ変化があり、最初に書いた詩と最終的に出来上がった詩では大きく違っていて。
一つの詩を作るのにここまでのプロセスがあったことを発見しました。
「詩」と向き合う_03そして、ファイルを整理して、今までどんな詩を書いて来たのかを見直して、一つの詩を選びます。
ですが、一つに絞るのはなかなか難しく(それはそうですよね、自分が産んだ詩たちですから。)なかなか決まりません。
悩み悩んだ末に、選んだ大切な詩。次は推敲する作業に入ります。

詩に表現されている世界がどんな様子なのか、子どもに詳しく聞いて行きます。
すると、複雑な背景があってその作品ができていることが分かりました。
「でも、まだその世界観が表れていない。どうしたらいいか。」
悩み、書き進まない子もいました。
さぁ来週は、テーマ発表会。
こだわって綴った作品をみんなに披露する機会です。
子どもたちは、「音楽を流したらいいんじゃないかな?」などの意見が出るなど、
どのように発表するかというイメージが少しずつ膨らんで来ているようです。
堂々と楽しんで発表できるよう、しっかり準備してむかえようね!

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TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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