【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】魂は細部に宿る。
<テーマ学習 〜レポート>
音楽スタッフのとうちゃんからMVの極意を伝えてもらいました。そして、参考になるMVをいくつか試聴しました。
MVの世界は日常で不可能なことが可能になるから面白い。
「Bonobo「Kerala」は何度も見ないとわからない。もう一回見たい。」
「印象的はOK Go。頭に残る感じで面白い。」
自分たちのつくるMVも面白い仕掛けを入れたいという気運が高まります。同時に「自分たちができるのかなぁ・・・」といった不安も。
では、実際に手を動かしてみよう!ということで、ITの時間にコマ撮りにチャレンジしてみました。
2チームに分かれ、「Stop Motion Studio」アプリを使ってiPadで撮影。とりあえず短時間で動画を作ってみました。
「これ楽しい!」
「もっとやりたい。」
面白さを味わえたところで、いよいよ本題に入っていきます。
今回は校歌のMVをつくります。校歌にどんなメッセージが込められているのかを探っていきました。
「校歌ってすごい。よくできてるんだね。」
「2番は1番をパワーアップさせた感じがする。」
全体で話し合ったあと、個々人でも校歌をどう感じ取っているか書き留めていきました。
条件に合わせて、校歌から読み取ったメッセージをどう表現していくか、どんなMVにしていきたいかを決めていきます。
「見終わったあとに、やるぞ!って気持ちになってもらいたい。」
「もう一回見たくなるMVにもしたい。」
「がんばろうだけだと、押し付けになっちゃうから、一緒にやってみようの方がいいな。」
「それなら、一緒にがんばってみよう!がいいと思う。」
「特別なイベントだけじゃなくて、日常のTCSの様子が伝わるといい。」
思いを出し合い、企画書にまとめていきました。
企画書づくりと並行して、それぞれにイメージしていることを絵コンテで具体的な表現にしていきます。
絵コンテづくりは、歌詞の全てではなく、担当を決めて冬休みのホームワークとしました。年明け、つくってきた絵コンテを解説しながら見合わせていきました。
「このアイディアすごくいい。」
「ここは、こっちのカットで使える。」
「この2つのアイディア、交ぜてみたらどうかな?」
誰かの絵コンテを採用する予定でいましたが、それぞれにいい部分があり、カットごとに組み合わせていくことに。
前奏の部分を除いて絵コンテが完成。
1番のチーム、2番のチームと2班に分かれて作成していくことにしました。カット割は1〜39となり、アイデアが採用された人がそのカットの監督責任者とし、班ごとにイメージを共有、必要なものを作成して、撮影、編集へと進めていきます。
「なんか動きが速すぎるかも。」
「雲を掴む感じにするにはどうしたらいいのかな。」
アートのスタッフに相談してみると、リアルな雲ではなく、クッキングペーパーやトレーシングペーパーを使ってみるのもいいとアドバイスしてもらい、早速試してみることに。
人形を割り箸つけて動画撮影する?静止画のコマ撮りで動きをつける?
迷っているより、つくってみると、「あ、こっちの方がいいね。」と判断できるように。
「これ、ストップモーション使うより写真トリミングしながらiMovieで繋げた方がいいな。」
「この作業、一人でいつでもできるから、家でやってくる。」
役割分担し、試行錯誤しながら、やっているうちに効率性も考えるようになってきました。時間があるだけ細部にまでこだわれます。
やるほどに面白く、佳境に入ってきましたが、リミットまで、あと1週間。どこまでイメージを形にできるか、細やかな思いの表現を目指します。
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AN
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2024年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)