【学年】5年生 6年生
【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】私たちは多様性の中に生きている。
<テーマ学習レポート>
「日本のなかの世界」(2)
中野の街は歩けば歩くほどいろんなお店が見つかります。多様性をより感じるために千円を持ってランチを買いに出かけました。自分でランチを決められるとあってウキウキです。
グループごとに行動して、四季の森公園で待ち合わせ。蓋をあけてみると、みなさん、いつも買っているものや同じお店で同じものを買うなどの結果に。振り返ってみると、自分たちが1週目につまらないといっていた同様性の世界に入っていることにハッとさせられます。
多様性の中に生きていても、その多様性が活かされているか、そうでないかは自分たちの思考と行動によって変わってくることが見えてきます。
今回、アウトプットとしては、活きた多様性が感じられる中野ガイドマップを作成します。どんな人にとって、どんなマップがあれば便利になるのか。また、どんなことが暮らしにくくさせているのか。その手助けとなるマップを作っていこうとしていました。
下調べとして現在作られている中野のガイドマップを覗いてみます。これらは、中野区観光協会が発行しているマップで、中野住民の多様性に対応すべく様々な種類があることに驚かされます。
この中野区観光協会、問い合わせてみるとボランティアの方によってマップ作成が進められているとのこと。そして、協会理事長の宮島さんがTCSまで足を運んでくださり、マップ作成への思いを語ってくださいました!
いろんな人たちがいる街だからこそ、マップ作りは作成者の好みが活きてくるといいます。留学中の学生さんや長年住み続けている方の視点で、こんなマップあったらいいなという自分好みのマップを作っていく。それを発信することで、多くの人にでなくても、きっと誰かの目に止まり活用してもらえるからと宮島さんがおっしゃっていたのが印象的でした。
相手の立場に立つのではなく自分目線でいい。これは話を聞いてみないとわからないガイドマップ作りの裏側でした。自分を多様性の中に飛び込ませるという視点もまた多様性が活きていくことに繋がってきます。
自分たちが作りたいマップとはどのようなものなのか、テーマは後半に差し掛かります。
AN
——
(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版