特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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東京コミュニティスクール

町にはどんな音があふれてるかな?

タイトル:目からうろこ
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:我感じるゆえに我あり

[2年生]

先週、”五感”の存在を意識し始めた子どもたちはいくつかの種類のリンゴの”かおり”と”味”の違いをより意識するために目隠しをして食べてみたり、また目を隠したまま様々なものに触れることで”感触”でどんなことを区別できるか挑戦してみました。

そして今週はまず聴覚にフォーカスし、街でどんな音をつかまえられるか、ということで『Sound Hunting』に繰り出しました。

ところどころ立ち止まってhuntingした音をメモに残しながら一行は住宅街や商店街を抜け、北口のサンモールを目指しました。

『Sound Hunting』では聞いた音をなるべく聞いた通りに表現することを目指します。
日本語ではさまざまな声や音が擬声語や擬音語となって表されていますが、実際に耳で捉えている音とは異なるものです。
例えばすずめの鳴き声は「チュンチュン」ではないはずです。
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鳥の声、袋が擦れる音、足音、レジの音、マンホールの下を流れる水の音、電車のモーター音、トランクを引っ張って歩く音などなど。
注意深く”耳”に意識を集中すると町にはたくさんの音があふれていることに気がつきます。

「あ!あの灰色の鳥の声面白い!チーチリリリリ。」と鳥の鳴き声を真似てみています。みんなそれぞれにキャッチした音を記録し、その音を呟きながら歩を進めていきます。

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スクールに戻り、フィールドワークで聞き集めた音をみんなでシェアするとかなりの数になりました。
それぞれの音を子どもたちが再現して表現してみると聞こえている音にも個人差があり、もちろん再現される音にも違いがあることに気がつきました。

また音だけではなく私たちがふだん見ている世界も人それぞれに見え方の特徴があることを知るためにいくつかの錯視アートを鑑賞しました。

来週は五感を意識して自然の中をフィールドワークするとどんな発見があるのか、高尾山を目指します!

YI

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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