特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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フィールドワークでどんなことを発見するかな?

タイトル:目からうろこ
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:我感じるゆえに我あり

[2年生]

見る・触る・聴く・嗅ぐ・味わう。
わたしたちは普段どれくらいこの”五感”を意識して使っているのでしょうか?
特別な訓練を積まなくても耳を澄ますと気にしていなかった様々な音の存在に気がつきます。
同じように視覚・嗅覚・触覚・味覚も限りない可能性を秘めているのではないでしょうか?

このテーマ学習では私たちの五感に焦点を当て、感じ取ることを楽しみ
それぞれにどのような特徴があるのか共有していきます。きっと仲間どうしで感じていることが違うことでしょう。

初日は子どもたちをフィールドワークへ連れ出しました。
中野の街を歩いて、自然を感じることができる平和の森公園へと向かいます。

「今日はフィールドワークに出かけるよ。」とわたし。
「えー!やったーーー!どこへ行くの?」と喜ぶ子どもたち。
「中野の街を歩いて平和の森公園へ向かうよ!それでね、平和の森公園でそれぞれの決めた場所でスケッチをしてきたいんだ。」
「わーい!スケッチ大好き〜。でもあまりしたことがないから嬉しい!」
「それで戻ってきたらこのフィールドワークでの色んな発見を詳しく聞かせてね。」

ということでスクールを出発し、いつもの通学路を歩いてそのまま中野駅を通り越して中野通りを北上。

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いつもの通学路でも気づいていなかったことがたくさん見つかることに興奮気味の子どもたち。
そのままサンプラザを左に平和の森公園へと向かいました。
じっくりとスケッチに耽ることも意外と珍しい時間です。
子どもたちは思った通り静かに自然をじっくり眺めてそれぞれにゆっくりとスケッチを楽しんでいました。

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翌日、子どもたちにはフィールドワークで発見したことを作文にして発表してもらい、メタメタマップに記録していきました。

「いつもの通学路にある団地の各界の壁にかけてある古いシャベルはなんのためにあるんだろう?」
「ボルダリングができる家があった。ドロボウが2階にも登れちゃう!」

「カレー屋とオムレツ屋の間に看板が落ちてたから、ガスメーターにかけておいた!」
「公園の池は外来種が住んでそうだった。」
「8cmくらいのツマヨウジみたいな棒に折り紙のような紙をつけた小さな旗がたくさんあった。黄色とピンクが多かったよ!」
「スケッチしてて発見したんだけど、スケッチには2パターンあって、一つのものをくわしく描く方法と広い景色を描くやり方があるんじゃないかな?」

なかなか2年生たちはユニークな視点でフィールドワークをしていることが伝わってきました。”学びのアンテナ”はしっかりと反応しているようですね!
今までのテーマ学習で身につけた観察の仕方や相手に伝わる言葉による表現をきっと意識して伝えてくれているのでしょう。
他にもたくさんの発見がありました。
来週はこれらの発見にどのような傾向があるのかそれぞれの発見を抽象化して眺めていきます。

YI

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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