特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

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東京コミュニティスクール

風にも負けず

タイトル:problem ownership
探究領域:社会寄与
セントラルアイディア:情けは人のためならず

[2年生]

さて今週も我らの中野の町をきれいにするためゴミ拾いに繰り出しました。
以前のテーマ学習で自作した中野の地図を眺めながらまだゴミ拾いをしていない所へ向かうルートを決めていきます。
まずはスクールから紅葉山通りを北上し、新井薬師を目指しました。

「今日は燃えるゴミとビン・カン、燃えないゴミ、それに大きなゴミの係りに分けて拾おうよ!」

という子どもたちの提案で担当をじゃんけんで決めてからいざゴミ拾い開始。
こうすることでスクールへ戻ってからの分別が楽になります。

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「わあ!!なんじゃこりゃあ!!みてみて〜!」
「え〜!なんでこんなにネジと釘が落ちてるの!」
「本当だ!100本くらいあるんじゃない!?」

なんと早稲田通りの街路樹の脇に使い古したネジや釘がどっさりと捨てられていました。

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(板やフライ返しも発見!)

北風がビュービュー吹いて凍えるような1日ですが子どもたちはニコニコと楽しそうにネジを拾うのに大忙し。

「一本残らず拾うぞ〜!」
「あ〜!!ちょっと〜!これはすごい!!ビニール袋の中の電池がたくさん入って捨ててある!!」
なんと続いて乾電池です。

「電池ってたしか普通に捨てられないよね?」
「回収ボックスに入れなきゃいけないって講座でお話ししてたよね?」

誰かが捨てるのが面倒だからこの街路樹の脇に捨てたのかもしれませんね。

やなぎ通りに入ってもよく見て歩くとゴミがそこら中に落ちています。

 「どこにでもゴミって落ちてるんだね。」

特にタバコの吸殻は驚くほど落ちています。

「あ!この茂みの中ゴミだらけだ!やっぱりゴミを捨てる人は人目につかないところに捨てるんだな。」

探偵気分で人目につかないゴミを見つけるのを楽しんでいる子どもたち。
通行人の皆さまからもよく暖かい声をかけていただきます。

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「お〜いはやく新井薬師まで行こうよー!」
「ちょっと待って!ここのゴミ全部拾ってから!!」
と見つけたゴミは丁寧に拾いきらなきゃ進めないNちゃん。
新井薬師の境内はさすがにきれいに保たれていたのでそのまま一行はあいロードへ。

「わあ!アイロードはきれいだねえ。」
「本当。全然ゴミが落ちてないね。通りによって全然ゴミの量が違うね。」
「きっと商店街の人がお掃除してるんだろうね。」

そのまま昭和新道を通り、北野神社前の商店街を東へ歩いてスクールへ戻りました。

翌日は拾った乾電池を回収ボックスに届けに保健所へ向かい、大久保通りのゴミ拾いを行いました。

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「乾電池はこのままリサイクルされるって書いてあるね!」
「そういうことか!」
「でもわざわざ来るのが大変だから捨てちゃう人も多いんだろうね。」

ゴミを拾いながらもいろいろなことに疑問を持ち、行動していると点と点がつながって知識が作られる瞬間が多々あります。

来週は清掃工場の見学へ出掛けてきます。

YI

TCS2016年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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