タイトル:表裏一体
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「禍福は糾える縄の如し」
[1・2年生]
今回は前半1年生、後半2年生に分けて一人ずつ仕上げた紙芝居をオーディエンスに向けてプレゼンしていきました。
まずは大きな声で堂々と発表するということを意識した上で、お客さんに伝わるような読み方とはどんな読み方なのかみんなで考えていきました。
自然界の出来事の表と裏。
つまり人間から言えば”こわさ”と”恵み”の両方が”禍福は糾える縄の如し”ということわざの通り糾える縄のように私たちの住む地球で起こっています。
そこで人間はそれらに活かされるだけでなくむしろ活かして知恵を磨いてきたという面もあります。
例えば火山の熱を活用した地熱発電や温泉、また雪を利用してスキーや雪室、保存食なども人の知恵と工夫と言えるでしょう。
そのような自然と人間の関係を紙芝居で描いた伝えることだできるかというのが私たちのミッションです。
今回は雪・地震・津波・台風・火山・太陽・川についての紙芝居となりました。
起・承・転・結の物語の型を学び、4枚の紙芝居で作った作品はそれぞれの工夫が見られオーディエンスの方からもたくさんのフィードバックを頂きました。
「日本は島国で地震や津波、火山、台風から逃れられないけど工夫して暮らしているのが伝わってきた。」
「セリフに感情がこもっていた。」
「実際に体験した人にインタビューしてお話を聞いたらさらにいいのでは?」
「登場人物たちが本当に会話しているみたいだった。」
「1年生の視点と感性もすばらしいいが、2年生はさらに”備え”や”エネルギー利用”まで考えがいっている。」
オーディエンスの方から気づかせてもらった視点と合わせて自分たちでもこの学びをgood&betterで振り返り、それぞれに次のプレゼンに向けて課題を挙げていきました。
共存共生の探究の入り口として私たちが暮らしている自然界の禍福とそこに生きてきた人の知恵、また”起・承・転・結”の物語の”型”に触れた1・2年生たち。これからますます世界が広がっていくのが楽しみです。
YI
※TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。