[5・6年生]
5週目となる今週は翌週に迫ったプレゼンテーションでの葬式劇をイメージし、小金井祭典の是枝さんを訪問して、私の葬儀の打ち合わせを行ないました。
まさに40年後の葬式劇の始まりです。
といのも今回の訪問はまさに40年後にタイムスリップし、2054年7月7日16時20分に私が死去した翌日、私の息子と共に元教え子の彼らに葬儀の打ち合わせに参加してもらうという設定で是枝さんのオフィスを訪ねてきました。
私は、40代になった自分の息子になりきって自分の葬儀の打ち合わせを50代になった子どもたちと共に行ないました。
子どもたちは自分たちが年表で描いた50代の自分になりきり、私の葬儀を執り行って下さる是枝さんと名刺交換を行ないました。
福岡赤十字病院の看護師、ゲーム会社の社長、小動物専門のクリニックを北海道で開業している院長、そしてインテリアデザイナー。
みんな50代になり家庭と仕事で忙しい中、ある人は飛行機でまたある人は神奈川から電車で駆けつけたとまるで演技ではないようなリアルな状況を伝えながら私の葬儀の打ち合わせに参加しました。
打ち合わせでは通常の葬儀で打ち合わせていく内容と全く同じように非常に丁寧に是枝さんが進行して下さいました。
打ち合わせを通して子どもたちは実際の葬儀ではどのようなことを決めていくのか、どのようなことに気を配っているのか、祭壇や棺の種類に骨つぼの色や料理、香典返しなど様々なことを40代になった私の息子(私扮する)と共に決めていきました。
そのようなリアリティのある打ち合わせを本当の葬儀屋さんのオフィスで礼服に身を包んだ是枝さんと行ないながら、子どもたちは人が死にいくことへのどこまでも行き届いた配慮の心や遺族のグリーフサポートへの気配りなど机上では気付き得ない学びをさせて頂きました。
またこの打ち合わせを見学という形ではなく実際の葬儀の打ち合わせに40年後の自分になりきって参加してもらうという設定で行なわせて頂いたことで年表に描いた自分たちを一層強く認識できたようです。
お忙しいところ”個の尊厳”の学びに毎回ご協力下さっている是枝さん、無理なお願いをして未来劇の打ち合わせにお付き合いいただいた上オフィスの見学もさせて頂きまして本当にどうもありがとうございました。
またスタッフの皆さま心から感謝致します。
さて来週は即興劇の練習に励みます!
YI
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