特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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練習、練習、また練習

[2年生]

2週間にわたり、身の回りに潜む危険を探してきた子ども達。
いよいよ週末に迫った発表会に向けての練習に取りかかります。

今回の発表は日常生活に潜む危険を題材にした劇形式。
五感が鈍っていたり、感覚よりも知識を優先したりすることで、事
故やトラブルに巻き込まれる可能性があることをリアリティを持っ
て演じ、意識的に五感を使うことの重要性をオーディエンスに訴え
かけるのが狙いです。

まずは何枚もの模造紙にたくさん書き出した危険の中から、今回の
劇で使えそうなネタを絞り込みます。

「うーん、あんまりこんな場面に出会ったことないなあ。」
「それよりもこっちのケースの方が危険だし、みんなに知ってもら
いたい!」

自分たちなりに発生頻度と影響度を考えながら、優先順位を決めて
いきます。あわせて、それらの危険に遭遇した際に五感をどう発揮
できるかについても再考します。

また、発見した危険をできるだけ多く紹介したいという思いから、
劇は「家編」「登下校編」「スクール編」の3シーンに分けて、そ
れぞれランキング形式で発表することにしました。

しかし、ただランキング形式で発表するだけでは芸がありません。
オーディエンスを退屈させないようにするため、いろいろ工夫を凝
らします。

「この場面は聴く力を使っていることがわかるように、おっきな耳
(の小道具)を使ってみたらどうかな?」
「それなら五感でっかくなったシリーズを作ろうよ!」

子ども達のアイデアがきっかけで、アートの時間も使って、小道具
の製作に取りかかることになりました。

また、演技の練習にも余念がありません。

「今のは車が飛び出すタイミングが早いよ!歩行者のSちゃんが左
右確認する時間がないもん。」
「自転車とぶつかる場面はもっと大げさにこけた方がいいかも。」
「横断歩道を渡るときの(効果)音を入れようよ。」
「演技する人と説明する人を分けた方がわかりやすそうじゃない?」

発表会まで時間がない中、劇をより良くするためにはどうしたらい
いか考え、改善を続けます。

最後の練習を終え、やれることはやったと満足気な三人。
発表会でのオーディエンスの反応が楽しみです!

HY

TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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