特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

東京コミュニティスクール

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東京コミュニティスクール

ずっとボランティアを重ねてきて・・・

[3・4年生]
かつ時間割でもいけるようにという意見が出ました。
ある日出かけるので、外にいると、
施設の人が通りすがりに
「こんにちは」
と声をかけてくれました。
そのように人とつながりが作れたことが、何よりの今回の学びなのかもしれません。
来週の火曜日の訪問する時に、時間をいただけることになりました。
それに向けて、話し合いが行われました。
そこでの議論は、いかにみんなに楽しんでもらうか?
意見として出たのは、自分達がやってきたマジックをすること、得意なヨーヨーをすること、さらに、
みんなで歌を歌うことが出てきました。
歌を歌うことに関して、曲はどういう曲がいいのかが話し合われました。
「上を向いて歩こうとか歌っていたよ」
「ふるさとなんかいいんじゃない」
「リズムがとりりやすいのがいいよ」
「でも、リズムとれない人もいるよ」
「そういう時には、横にいって一緒に歌ってあげればいいんじゃない?」
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今までテーマでやってきたことで、施設で働いている方がそっと寄り添って何かをしている場面も見てきたので、そうような考えも浮かんできたようです。
考える視野が広がっていることを感じました。
来週の火曜日に向けて、各自で練習を重ねていくことになりました。

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千羽鶴を折っておくる計画も子どもたち自らたてて、空き時間を利用して折る姿も見られました。
他の学年の子どもたちも協力をしてくれて、進んでいます。
木曜日には、先日、訪問させていただいているところに違う施設から交流しにきていた方から、
「うちにも来ておくれよ」
といってくださったので、お邪魔させていただきました。
そこでも、利用者の方とお話したり、リクリエーションをしたりと、2時間ボランティアさせていただきました。
まずは自己紹介。
普段は初めてのところで自己紹介をしてしまう子も
緊張はしていたものの、大きな声ではっきりと自己紹介をすることができるようになりました。
普段のスケジュールの中で、どこまで自分たちが自ら動き手伝えるのかが試されました。
子どもたちもお伺いするにあたって、楽しんでもらうためにと考えていた
マジックを披露しました。
そこには笑顔が溢れていました。
ある子どもは、リハビリ体操を一緒に行っているところで、自然と隣の方に
「こうやるんですよ」
と教えていました。
そこからは優しさを感じました。
また、話が得意な子どもは、いつものように自然とあいさつをして、輪の中に入っていって、
自己紹介から始まり、話をしていました。
お茶を配るときなど、誰に言われるもなく率先して、お手伝いをすることができました。
何かやることはないか、お手伝いすることはないだろうかと常に考えてきたことで、
培われたこと。
さらに、何をしてよいのか分からないとずっと立っていた子が自ら役割を探し、
その仕事に徹底することができました。
今までのスクールでの様子でもなかったことを考えると、やはり経験してきたことで
視野が広がったということが大きいようです。
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今回、初めて訪れた施設では、とても感心していただけたようで、
帰りにはとても褒めてくださいました。
そして、手作りの御礼もいただきました。
帰り道には自分たちの中でも何か充実感を得たようでした。

さて、来週はテーマ発表があります。
自分たちが続けて行ってきたことにより、何を感じ、何を得てきて、
何が変わってきたのか?
振り返り、発表に繋げていきます。
どこまで自分たちの思いを会場の人達に伝えられるでしょうか?

TK

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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