A3用紙にまとめた「決意宣言」をラミネートし、完成。あとは、テーマ発表で
高らかに宣言するのみ。
なぜ「宣言」にこだわったかと言えば、「思い」を「言葉」にして、いつでも「意識」
できるようにするため。いざというときに自分の心を奮い立たせる「魔法の言葉」
となるように、とことん試行錯誤して、なんとかつかみとった言葉です。
「練りに練った自分の言葉なのに、自信なさそうに発表するのは変だよね!」
自分の心に深く残り、聴いている人たちの共感をよぶ「本気」の発表をしたい!
という気持ちが子どもたちの心の中にふつふつとわいてきました。
「私は自分に優しくするぐらい他人に優しくする人になります!」
大きく、力強い声で宣言してみると、自分にも、相手にも響く!
そう確信した子どもたちは、堂々と高らかに!を合言葉に発表に臨みました。
宣言直前、いつになく緊張した面々。
「おっちゃん、トイレに行っていい?」
メンバー5人中4人がトイレに駆け込みます。
「私は夢を持つ人になります!」
「僕は楽しくないことを楽しめる人になります!」
「僕はつまずいても止まっても進み続ける人になります!」
聴衆の大きな拍手に包まれた七選組の子どもたち。宣言し終わってほっとする
と同時に、これからがスタートということもわかっています。
壁にぶち当たったり、つらいことがあったり、投げ出したくなったりしたとき……
君たちは「魔法の言葉」を持っています。
たくましく、しなやかに判断し、考え続ける人となる第一歩を子どもたちは歩み始め
ました。
RI
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