【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】質の高いものづくりが喜びを生み出す。
<テーマ概要>
私たちにとって「仕事」とはどういった存在なのでしょうか。一口に「仕事」と言っても、この世界を見回してみると多種多様な仕事が溢れています。そしてその仕事に対するイメージは一人ひとり違います。仕事を面倒なものと思う人もいれば、楽しいものだと感じている人もいます。社会で生きるための義務だと捉える人もいれば、生活のために仕方なくするものだと言う人もいます。考えは違えど、これらの仕事はその結果を享受する相手のために行う社会的行為です。そしてその仕事から喜びを生み出すことができるかどうか、これがいい仕事とそうでないものの分かれ目となります。
今回のテーマ学習では「ものづくり」の仕事に焦点を当て、「質の高いものづくりが喜びを生み出す。」というセントラルアイディアの下、「いい仕事」とは何かを探究していきます。
まず、ものづくりには「道具」が欠かせません。自分たちのアイディアを具現化するために、道具のそれぞれの機能と正しい扱い方を身につけていきます。けれど、ただ道具を使って何の制約もなく工作するだけならば誰にでもできること。仕事としての「ものづくり」には安全に、そして決められた時間の中で作りきらなければなりません。その中でどうしたら「質の高い仕事」ができるのだろうかと問い続け、考え続けていきます。持てる技術と想いを詰め込み作り上げたものは、使い手と作り手両方の喜びを生み出すことができるのか。完成までの過程も踏まえてふりかえり、自分のしてきた仕事が「いい仕事」なのかを考えていきます。
KO, YI
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)