【学年】 5年生 6年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】事業の目的は顧客の想像である。
<テーマ学習 レポート>
ポップやポスター作りはアートの時間、ITではアンケートづくりや集計、算数では利益率を考えての価格決め。教科学習にもテーマが絡んできます。
「なんか、ずっとテーマやってるみたい。」
他教科と関連して学べるのはテーマ学習の醍醐味であります。
さて、おかげさまで、集めることのできた出資金。
できるだけ仕入れに使って、お客様にたくさんの商品から選んでもらいたい。でも、駐車場を借りる場所代(1日千円)、市場調査で使った駄菓子代、感染防止シートに、チラシ用の紙や印刷代と、必要経費も計算に入れていかなくてはなりません。
「ポップは裏紙使えば経費はかからないよね?」
「カラー印刷は高いけど、2色刷りにすれば安くなるって。」
経費削減を心がけていっています。
「家から材料持ってきてもいい?」
うーん、これだと出どころが違うだけで削減していることにはならないのでNGにしました。こうして考えることが大切で、ダメだからと最初から諦めるのではなく、できることを探し出していきます。
「経費って結構かかるんだね。」
やりくりする中で味わっていきます。
まだまだやり足りないことはあるけど、もう開店時刻が迫っています。
この日は、準備も含めて、すべてが実験。プレオープンとして、1・2年生にお客様になってもらい、想定通りにできるか、どんなことが起きるのかを確かめていきます。まずは、やってみよう!
甘いもの、しょっぱいものと系統で商品配列を考えました。イメージしていたように机の上に設置してみると、ちょっと窮屈な感じに。お客様目線になってみて商品を選ぶとどうなるかを考え、配置換えしていきます。
風が吹くとポップがめくれちゃう!次は、台紙を用意した方がいいな。
レジに並ぶときには、2m間隔。
「1mでもいいんじゃない?場所足りなくなるよ。」
「でも、2mって書いてあったし。」
東京都の感染防止徹底宣言ステッカーを利用するために調べてみると、守るべき項目のひとつに「2m間隔」のことが書いてありました。2mは守って、立つ場所を減らすことに。ステッカーは次回までに準備できるようにしたいところ。
「開店する?してる?」
「今、何時だ?」
どこかに時計を置いておく必要もあるようです。
そうこうしているうちに、お客様たちがやってきてくれました。
ゲームの場所と駄菓子販売とを分けたのはGOODポイントでした。販売ブースはすぐに密になってしまい、待っている間にゲームをオススメ。
3つのゲームを用意したかったのですが、間に合わせることができたのは2つ。人員や場所を考えると2つでちょうどよいのかも。
「ぎふ屋」さんにあった店内用の小さなカゴをトレイで代用。
なにやらレジに時間がかかっている模様。
これは改善必須です。
広報部は、早速、近隣に宣伝に。でも、例年通りの呼び込みは控えることにしました。もしよかったら程度に声をかけて戻ってきました。店前でも大きな声で宣伝はしないことに。ご近所の方からどう見えるか、考え方はそれぞれですので、迷惑になっていないか配慮できるかどうかも、練習のひとつです。
「あー、疲れた。」閉店し、片付けを終えるとあっという間に17時に。
今後は、発見したことをふりかえり、本営業に向けて改善点を考え実行していきます。「出資者の方には見てもらいたい。」という意見も出ていましたが、招待しているのかな?
本営業は明日の22日と29日の2日間。14:30からの開店予定です。(プレ営業では15:30に開店できました。)16:20までやっております。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)