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「明日天気になーれ!」5年6年生 テーマ学習 レポート4

【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】情報を読めば読むほど未来が読める。

<テーマ学習 レポート>
〜気象の達人 蓑田雅之氏オンラインインタビュー〜

天気はどうして移り変わり、どのように普段見聞きする「天気予報」として予測されているのか、その入り口に立ち始めたキッズたち。

今回は「気象の達人」として気象予報士の資格を持っていらっしゃるTCS卒業生の保護者である蓑田雅之さんに「気象の達人」としてオンラインでお話を伺う機会をいただきました。

まずは多くの子どもたちが質問したいと思っている、本業はコピーライターである蓑田さんが、どのようなきっかけで気象予報士になろうとしたのかお話ししていただきました。

「ずっと手がけている仕事にも慣れてきた頃に、全く新たなチャレンジを自分でしてみたくなった。今までの自分とは遠いことにチャレンジして達成したくて模索していて”気象予報士”へのチャレンジを思いついたんだ。」

”予測”していなかった蓑田さんのきっかけに驚きの子どもたち。

そのまま興味津々で蓑田さんのお話に耳を傾けます。

気象予測の面白さは、この複雑な自然環境の様々な要因によって変化し続ける天気を当てるところにあるとのことです。つまり地上の気温や雲の様子のみならず、上空の風向き・風力そしてさらに上空の雲の様子や気圧配置、そして季節特有の気候などが絡まり合って局地的あるいは広範囲に渡って気象を創り上げていること。

これらを気象庁が地上の雨量(アメダス)・気象衛星による雲画像・海上や高層の気象情報などいくつもの専門的な情報を収集し、スーパーコンピュータで解析したデータを元に気象予報士たちは独自の考えに基づいて予測を行います。

「通常の天気予報で降水確率60%だと言われたとして、その雲がどういった種類の雲でどれくらいの期間その位置に居座るのか、今後どのような天気に発展する傾向にあるのかなどを複合的なデータから読み込めた時は、やはり気象予報士になって良かったなと思いますね。ただし、台風や豪雨などのように危険を伴う予測をする際は情報の伝え方に十分な注意を払います!」

子どもたちも昨年度の台風を思い出し、自分の近所でも水害があったことを話しました。

「台風19号って本当に大変でしたね!家の近くの川も氾濫しそうになってた。」
「台風と地球温暖化って関係あるって聞いたことがある。」とある子が発言します。

「そうなんだよ。気温が上がるということは空気中に含むことができる水分量が増えるということなんだ。それによって発達した低気圧が巨大な雨雲を作ってしまい、とてつもない豪雨を長期間降り続けさせてしまったりする。」

「ああそうか。飽和水蒸気量が気温が上がると増えるからか。」とテーマ学習で学んだ知識と聞いた話が繋がって理解が深まります。

話題は人間の活動と環境問題、そして気象との繋がりへと広がっていきました。

プレゼンテーションでは実際に天気予報にチャレンジすることをお伝えすると、特にこの梅雨と秋の天気は予測が難しいとおっしゃっていましたが、ちょうど梅雨明けのタイミングなど日々天気図とにらめっこしながら予測していくことでとてもエキサイティングになりそうです!

お忙しいところキッズの学びにご協力下さいまして、蓑田さんどうもありがとうございました!

YI

(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

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