【学年】 3年生4年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】則を学びて行わざれば即ち罔し、行いて則を学ばざれば即ち殆し。
<テーマ学習レポート>
「理して利する」G3G4 week3: 外出編
さて、力のメカニズムやしくみを盗むために北の丸公園内にある科学技術博物館へ向かいました。
ここまで「力」についてのしくみや原理、そして身のまわりにあるものを感じて頭の中をぐるぐるしてきましたが、どうやら未だもやもやしている様子の3、4年生たち。
ピタゴラ装置を作っていく上で、このもやもやを抱えたままでは進めません。
そこでピタゴラ装置のしくみが一望、体感できる科学技術館へ出向いて、原理とピタゴラのしくみを盗見にいってきました。
さぁ、子ども達はたくさんのヒントをものにできるのでしょうか??
まず目に入ってきたのは、静電気を使った不思議なしくみ。
定滑車によるおもりの持ち上げるしくみがありました。
こんな重い車でも持ち上げられちゃうんだ! すごい!
こちらは、てこのしくみで大きな鉄球が移動します。
てこの組み合わせの構造が見られました。
ピタゴラ装置の様々なしくみと仕掛けがありました!
滑車を使って物を持ち上げるしくみ。
円の大きさによって力の発力が変わるしくみ。
対戦形式で、子ども達は力の大きさの違いを体感。
こちらは「振り子のしくみ」を使ったこれまた不思議なしくみ。
自転車をこぐ力から運動エネルギーを作り出します!
必死にこいでいましたね!
このしくみもハンドルを回すことで力を生み出すしくみ。
ピタゴラ装置のこの長いルートを大きな鉄球が移動していきます。
鉄球の動きや装置のしくみには、見えない力が働いています。それを体感し、脳で感じ、頭の中でこれから作っていく自分たちの「ピタゴラ装置」へとイメージをつなげていました。
ピタゴラ装置のしくみは、まさに「機能を持った表現」そのものですね!
目の当たりにしたピタゴラ装置から子ども達は「意味の変容」そしてピタゴラ装置の「理」に触れた瞬間でした。
「もののふるまい」を含めて、ものには様々な原理が関係していて「動く」「止まる」「上がる」「下がる」などの動きにつながっていることがわかったことでしょう。
さぁ、この盗んだしくみを使っていざ「ピタゴラ装置」制作へ
HM
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版