【学年】 5年生 6年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】 事業の目的は顧客の創造である。
<テーマ学習レポート>
「駄菓子屋のテーマ」として子どもたちの記憶にある、定番のテーマ学習。「お菓子の試食できるんでしょ」「お金もうけするんだよね」と見た目でのイメージがすぐに出てきます。「駄菓子屋さん」は確かに楽しめます。市場調査という名目で駄菓子屋でお菓子を買って食べられるのもうれしいもの。ただ、学習が進むにつれて、「駄菓子屋のテーマ」ではなく、「お客様の笑顔を獲得せよのテーマ」であること、それは「事業経営」であるという意識に変わっていきます。
最初のステップは事業計画書。信用がない状態から出資金や場所提供を受けるには、自分たちにより明確なビジョンがないと誠意は伝わりません。全体で話し合いをして、計画書を作成したものを元におうちの方に出資金のお願いをします。
説明ができなかったり、質問に答えられなかったりすることで、自分自身の認識度、当事者意識が浮き彫りになってきます。全員が従業員でなく経営者であることで責任を持つ第一歩です。
出資金が集まったか報告しあい、なぜもらえなかったのかを考えることで計画書の甘さが見えてきます。「この利益率と目標売上高、計算が合わないよ」「前回比較も目標で決めた利益率にしないと」などなど、理解が深まっていきました。
保護者の方からのダメ出しは、大変効果的でありました。親身に向き合ってくださりありがとうございます。
AN
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版