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起・承・転・結を考える

タイトル:表裏一体
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「禍福は糾える縄の如し」

[1・2年生]

あっという間にこのテーマももう4週目。プレゼンまで3週間となりました。
今週は冬休みのHWでそれぞれ仕上げてきた”表裏一体紙芝居”をシェアしていきました。

もちろん学んできたことを元に物語を考えてそれを紙芝居にするのは1・2年生にとって初めてのこと。
どのようなプロトタイプができあがったのでしょうか?

朝から何人もの子どもたちが紙芝居を早く見せたくて仕方がない様子で私のところへやってきました。
テーマのクラスが始まると紙芝居を取り出して嬉しそうな笑顔の子どもたち。

「ねえ、はやくみんなの紙芝居シェアしようよ!」とワクワクしている様子。

この紙芝居の制約としては①起承転結で物語を考える②自然のできごとについての禍福(こわさと恵み)が糾える縄のごとく表れていること③4枚の紙芝居を作る、ということです。

難しい課題でもまずは思考錯誤してプロトタイプをアウトプットしてみることから探究が始まります。
全員がこのHWをやってきたことがまずはナイスチャレンジ!

台風・竜巻・ゆき・地震・津波・火山・太陽についてそれぞれの紙芝居をシェアしていきました。

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一人ずつの物語を聞いた後でgood&better(良かったところと改善点)をフィードバックし合っていきます。

「ある日男の子がきれいな波を眺めていたら、500mくらいのビルのような津波がせまってきたっていう始まりはすごくいい!」
「でもその後が”みなさんは津波が起きたらどうしたらいいと思いますか?高いところに逃げましょう。”って説明みたいになってたから、紙芝居って言うより紙説明になってたよ(笑)。」
「メカニズムとかを説明したいなら登場人物たちに”津波ってどうやって起きるんだろう?”とか”津波が来たらどうしたらいいの?”とかセリフを話させるように作ったらいいんじゃない?」

2年生たちからは1年生にとって参考になるいいアイディアが出てきます。
このように”ここをこうやったらもっとよくなるよ!”というポジティブフィードバックが自然に出てくるようになってきましたね。

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起承転結の流れを意識して《①雪がつもった②雪だるま作るぞ!③スキー楽しいな!④なだれから逃げろー!》という”雪”についての紙芝居や《①海から湯気が立ってるな?②雲がたくさん集まってきたぞ!③晴れた!と思ったら”台風の目”④台風のおかげで飲み水や生活で使う水がたまった》というストーリーを構成してくる子もいれば、学んできたことを分かり易く解説するような紙芝居を作ってきた子、またとても丁寧な絵で仕上げてきたもののメカニズムだけで3枚使ってしまっていた作品もありました。

誰もがまだまだだとは思っている様子でしたが、その段階でアウトプットしてみることで具体的にどこをどう磨いていくかというアイディアが浮かんだり周囲のフィードバックをもらうことができ、”次はこうしたい!”というポイントがそれぞれに見えてきたりするものです。

さあプレゼンまではどんどん深掘りしつつ磨きをかけていくぞ〜!

YI

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。
 

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