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[1年生]T4-5 "> 見れば見るほど見えてくる – 東京コミュニティスクール

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見れば見るほど見えてくる

タイトル: 静かなともだち
探究領域: 万象究理
セントラルアイディア:
見れば見るほど見えてくる。

[1年生]

あっと言う間にテーマ学習も5週目に入りました。
来週末に行われるプレゼンも視野に入れて今週も集めてきた葉っぱの分類と、葉っぱの中でも気に入った葉っぱについて特徴をより探っていきました。

まずは先週分類してみてモヤモヤしたことから考えていくことに。
集めてきた葉っぱを模造紙に分類してみると、”ちびっこチーム”にも”ギザギザチーム”にも”色かわりチーム”にも該当する小さくて赤いモミジのような葉っぱはどこに貼ればいいのだろう?という疑問がわきました。

そこである子が出したどのグループにも入ることができる葉っぱ同士を近づけるというアイディアを採用し、葉っぱを並べ替えてみることにしました。

「あのさ、”ちびっこチーム”と”ほそながチーム”は大きさで分けてるから近づけたいな。」
「そうだね。たしかに!そうしようよ。でさ、ほそながチームの隣に”長い葉柄チーム”を並べようよ!」

並べ替えを始めると他のことも気になり始めたようです。

「やっぱり真ん中はきれいな色の葉っぱを並べたいな。」
「じゃあ、”赤チーム”にしない?それで”赤チーム”と”オレンジチーム”は隣になってその隣に”茶色チーム”がいいと思うな。」
「あ!私いいこと考えたよ!”茶色チーム”の上にはだんだん緑の葉っぱになっていくように”先が目立つ葉っぱチーム”を並べようよ!」
「針葉樹の”ギザギザチーム”と”ニョロニョロチーム”は他の葉っぱと全然似てないから右上に置きたいな。」
「それじゃあ、その下に葉っぱが分かれてる”分裂チーム”を並べたらなんか近いんじゃない?で、その下に”モモチーム”がきて”ウチワチーム”がきて”ほそながチーム”につながるから、この辺は”大きさ”とか”形”で分けられててすごくいいじゃん!」

一度出来上がった分類を並べ替えることでだんだんですがさらにこだわりがあり、納得性の高いMAPに近づいてきたようです。
しかし、まだこれでは”見た目”という特徴でのみ分けられた分類です。
”見た目”以外の特徴も見て取れるようなMAPに作っていくことができるかどうかがここからさらなる彼らのチャレンジです。

翌日、今まで集めてきた葉っぱの中で特にお気に入りの葉っぱを選び、その葉っぱについて特徴やおすすめ情報をプレゼンできるように再調査を行いました。
それぞれ選んだ葉っぱは”モミジ”、”イチョウ”、”シャリンバイ”、”プラタナス”、”ヤブソテツ”などです。
じっくりと再度観察するためにもう一度葉っぱを採集してみるとやはり今まで気づいていなかったことも見えてきました。

「すごい!ヤブソテツの裏のブツブツを触ってたら手に茶色い粉がついたよ!」
資料で調べてみるとこの粉の正体はなんと胞子であることが判明!つまり葉っぱの裏にびっしりとついている焦げ茶色のブツブツは胞子だったのです。

「え!じゃあ種ってこと?花じゃないのに?」
「種って普通、なんかの実にできるじゃん。」
しかもさらに調べるとこの一つの小さなブツブツの中に約60個もの胞子が入っているとのこと。

「そんなに入ってんのー!!じゃあさ、1枚の葉っぱに100個のブツブツがあったらなんこの胞子が入ってんの?100かける60ってなんだろう?」
「1かける100が100。6かける100が600でしょ。ということは60かける100は60000?いや、6000か!!すごい!」
「でもヤブソテツが生えてたところにはもうヤブソテツは他に無かったから、そんなに沢山胞子を出してもなかなか育たないんだね。だからたくさん胞子がついてるんじゃないの?」

ヤブソテツはソテツという名前がついているがソテツとは全く違う種類で(見た目が少し似ているだけ)シダ科の植物。
つまり種ができる以前の太古の植物だったのだ。
葉っぱの裏にあるブツブツへの好奇心から広がった思わぬ発見に大興奮の子どもたち。
これぞまさにフィールドワークの醍醐味。

また他の子もモミジの葉っぱを並べながら何かに気がついたようだ。

「あ!見てみて!このモミジ葉柄も真っ赤できれいだよ。」
「わあ本当だ。きれいだね。あれ?この隣のモミジの葉柄は半分赤で半分は白いね。」
「あれれ?こっちの緑色のモミジの葉柄は普通に白いね。ん?でもさ、この葉柄が赤いモミジってよく見ると葉脈も真っ赤だよ!」
「ひょっとしてモミジって葉柄が赤くなって、それから葉脈が赤くなって、それで最後にだんだん葉っぱ全体が赤くなってくるんじゃないの?」
「わあ!よく見てみるときっとそうだよ!すごいねえ!これは大発見だ!」
この紅葉の時期のフィールドワークならではの発見です。
同じように見える葉っぱでも何枚か見比べてみることで見えていなかったものが見えてくるものですね。
今週も自然から貴重な学びをさせて頂きました。
さあ来週はいよいよプレゼンテーションです。やりきるぞ!

YI

TCS2015年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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