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身体をどう動かしたらもっと遠くへ投げられるんだろう?

[5・6年生]

今週は週末のHWで疑問に思っている”ボールの持ち方”や”ボールを投げる位置”や”助走の仕方”について各自リサーチしてきた情報をみんなにシェアするところから始まりました。

「足は高く上げて投げても、上げなくてもどちらでもいいみたい。それよりも右足をふんばることの方が大事なんだって。」「なんでだろう?」「ふんばって体重をのせて身体を弓なりにするんだよ。それで腰をひねって左足に体重を移動して高い位置から投げる。」

こんな感じかな??みんな立ち上がってフォームの練習を始め出す。
「いや、それなんか違うでしょ(笑)」「砲丸投げみたいになってるよー!(笑)」「ステップがぎこちなすぎる!(笑)」

真剣に動いてみてもなかなかうまくはいかず、理論としての情報と実際に身体を動かすことのギャップを感じる子どもたち。

「早く実践練習したい!明日は実践しようね!」「そうだそうだ!」「でももっと理論を知ってから試した方がいいんじゃないの?」と6年生の女の子が言うと「いや、ぼくはすぐに試したい。」とやる気まんまんの様子の5年生。

「私が調べてきたのはボールの持ち方なんだけど、こうやって正しい持ち方をするとコントロールがしやすいんだって。それでね、ひじを肩より高く上げるんだよ。」とボールを握りながらみんなで練習してみることに。

翌日はリサーチ結果も踏まえて再び実践練習。
小雨が気になりましたが、公園に到着すると止んでいました。ラッキー。

いかにボールに力を伝えるかを意識して投球練習開始。それぞれに初回とは違い様々な投げ方を試していきます。

「いいね!大分遠くに飛んだんじゃない?」「いいフォームだけどりきみすぎて下に投げてるよー。もっと上狙った方がいいよ。」「一つ一つの動作がゆっくりすぎじゃない?考え過ぎだよーーー。」「弓なりに身体を使うとやっぱりいいかもー!力が伝わってる気がするー。」「よし。次は右足をもっとふんばってみるぞ。」「助走はこうかな。」

そして最後に投球した6年生のTくんが力強いフォームで投げたボールが18m50cm飛び、今日一番を記録し投球練習終了。
みんな口々に意識しすぎると身体が上手く動かず、一つ一つの動作がつながらないことを語っています。 

資料を読み込みながらコンセントリックとエキセントリック筋活動のバランス、バネのように身体を使うことで身体の力をより効率よく引き出すことができるという理論と実体験でうっすらと感じたものが重なった様子の子どもたち。
来週も理論と実践の探究は続きます。

YI

TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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