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マインドセットを打ち破れ!

[5年生]

テーマ「ロストエナジー」第3週。
今週は、「そもそもどのぐらい電気を使っているんだろう?」という疑問から、エネルギーにまつわる歴史や変遷(CHANGE)について考えてみました。
エネルギーと文明との関わり、電力需給はどう変遷し、その変遷に合わせてどのようなエネルギー政策が行われてきたのか、資料を読んでみることに。
「どんどん発電量が増えている、バブルの時の方が少ない。」
「今よりもバブルの時の方が電気使ってそうな気がするんだけど。そうでもないのかな。」
「どのくらい電気って余っているのかな?」
「火力発電量が増えているということは、二酸化炭素の排出も増えているんだろうな…。」
「原子力発電をしていない国は、どうやって発電しているんだろう?」
ある朝の会で、
「電気って必要?電気を使わない時代に戻ろう!」
という話題になったことがありました。
その時に出ていた意見の多くは、「電気が無くても生きてはいけるけど、今が良い」というもの。
テーマでもその話をした時に、電気を使いだした昔の生活はどうなっているのかという疑問が浮かびました。
そこで当時(戦後復興期とバブル時代)の生活が見える映画を鑑賞してみることに。
「携帯電話が大きい!」
「自動改札機が無い!」
「冷蔵庫が氷だ!」
「テレビが来ることが大きな出来事なんだ!」
と今では当たり前になっているものが無いことを発見。けれど、今より楽しそうな印象(特にバブル)も受けたようです。
では、昔に戻ればいいのか?
「でも、いろいろと電気を使っている社会に生きているから……。」
とここでも電気を使えないことへの消極的な反応が見られました。
こう感じることはこの世の中に生まれてきて仕方ないこと?
どの時代にも功罪(いいこと/よくないこと、便利なこと/不便なこと)はあるでしょう。
大事なことはそれを踏まえた上で、どう生きるか(何に優先をおくか)決断をすることです。
非電化工房を運営する藤村靖之さんの本「非電化思考のすすめ」(WAVE出版)には、そのヒントが詰まっていると思い、子どもたちに紹介しました。
そこには以下のようなメッセージが込められていました。
==============
電気は便利なもの
ただ全ての電気消費が必要なのだろうか?
電気を使うことが本当の幸せなのか?
『人や世の中にとって本当の幸せは何か』を考えるべき
節電、省エネ、脱原発を考えるだけではマインドセット(思考の枠組み)は変わらない
結果、ブームに終わり、根本的なエネルギー問題の解決は得られない
マインドセットを変えない限り、電気に依存する社会のまま
==============
藤村さんの言葉に触れて、
「ただ、使う電気の量を減らすという考えでは解決にならない。」
「電気を使わないでもたのしく暮らすことはできるのではないか。」
という考えがわずかに芽生えたかな、というところで冬休み。
冬休みには長い時間を使って、
“将来、どんな暮らしをしていたいか?そのために必要なことは何か?
それは、電力に依存しない社会でもできるか?どんなマインドセットを持って生きるべきか?”
というようなことを考えてきて欲しいと思います。

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TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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