【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】情報を読めば読むほど未来が読める。
<テーマ学習 レポート>
私たちが毎日影響を受けている「天気」とはどんな要素で起こっている現象なのか、そしてなぜ変化し続けるのかという疑問について、じっくり資料を読み込んでいき、そのメカニズムに迫っていきます。
まずはこの地球を取り囲んでくれているありがたい「大気」の構造について。
この「大気の層」に守られているお陰で、太陽からの熱や光のエネルギーを「大気」が吸収し、生物が生きていける環境を保ち宇宙からの紫外線や流星などから私たちを守ってくれています。
その「大気」は地表から4つの層に分かれていて「雲」や「雨」、「台風」などの気象現象は地表から一番近い「対流圏」という層の11km以下の高さで起きています。
ここまで資料を読んでいくと子どもたちは発言したくてウズウズし始めます(笑)。
「大気ってつまりオゾン層のことだよね?」
「オゾン層って穴が空いているらしいよ。」
「え!!やばいじゃん!」
「でも空気がそこから抜けちゃうわけじゃないみたいだよ。ただ、紫外線が穴の周りはとても強くなって皮膚癌の確率が上がるって聞いたよ。」
「オゾン層すごいね〜。オゾン層ないとまず生きられないもんね!」
「てか生まれないんじゃない!?なにも。。。」
「そうだわ〜!!」
そして各地の「大気」の温度の差が「大気の流れ」つまり「風」を生み出します。地球上の地域によって大きく3種類の風向きに風が吹き、また自転によって曲げられて(コリオリの力)東か西に偏った向きに風は吹きます。
そこに見えない力である「気圧」が「風」とタッグを組んで地上の天気を大きく動かしていくわけですね。
「気圧」・「風」そして子どもたちの関心が高い「雲」(水蒸気の変化)と地域による季節ごとの特徴的な「天気」などについてどのような仕組みになってそれぞれが発生し、また影響し合い「天気」が変化しているのか分かったことをそれぞれA-3用紙にまとめていってもらいました。
一手間ではありますが学んだことをもう一度自分なりに言葉や絵を用いてまとめ直すことで理解が深まっていきます。
それぞれまとめ方は違いますが、それぞれのこだわりが見えて共有タイムがいつも盛り上がります。そして次にまとめる時はお互いのいい部分を真似し合いながら高め合っていけるのも縦割りで学び合える良さなのでしょう。
次回はオンライン達人クラス「気象の達人:蓑田雅之さん」をお招きしたお話です。
YI
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)