学びの集大成は
「ドラマ」で示します。
不可避な個の「死」を
介して「生」のバトンが
受け継がれる姿を
どう演じるか……
子どもたちは
動き始めました。
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「ドラマ」で示します。
不可避な個の「死」を
介して「生」のバトンが
受け継がれる姿を
どう演じるか……
子どもたちは
動き始めました。
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「ドラマ」で示します。
不可避な個の「死」を
介して「生」のバトンが
受け継がれる姿を
どう演じるか……
子どもたちは
動き始めました。
[5・6年生] "> ドラマが動き始めた! – 東京コミュニティスクール

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ドラマが動き始めた!

[5・6年生]

子どもたちの頭の中には、個の「死」によって消滅して終わり……という単純な
ことではなくて、命のバトン、つまり、「死」を介して渡される「生」のバトンの存在
がおぼろげながら見えてきたようです。それを「確信」するには、「身」を持って
「動いて」みるしかありません。気づいたこと、考えたことをなんとなく「作文」に
書いて終わりでは「本質」に迫ることはできません。そこで、今回の学びの集大成
は、「ドラマ」を子どもたちが演じて見せることにしました。先達の「死」に直面して、
それをどう受け止め、その後の自らの「人生」にどう生かしてゆくか……将来の
「自分」になりきって、演じきれるかがカギです。

では、どんな劇になる?台本は?ということが気になるところでしょう。台本は
私が週末に一気に書き上げました。

ここまで5週間子どもたちと「命」を受け継ぐことの「意味」をずっと追究してきま
した。その活動の中で、いちばん大きく子どもたちをゆさぶったのは、「人生楽
ありゃ苦もあるさ年表」を作ったことでした。子どもたちにこれからの30年間を
イメージさせるには、私自身も30年間どう生き抜くか真剣に示さなければなりま
せんでした。私が真剣に提示した「生き方」「死に方」に子どもたちは真剣に反応
し、見事にこれから30年のキャリアプランを考え出しました。

橋爪さんや是枝さんにお目にかかり、現実に「死」に直面したとき、どんなことが
起こるのか知ったことも、当然、大きく影響しています。これらのことが熟成され、
既に私の中にも、もちろん子どもたちの中にも「共通した物語」ができあがって
いました。それを私は素直にシナリオにしていっただけなのです。したがって、
まるで何かにとりつかれたように、あふれ出てくるセリフを並べてゆくと、あっと
いう間にできあがってしまったのです。ともに探究する仲間として一体感を持ち、
本気で取り組んできたときにのみ生じる「賜物」と言えるでしょう。

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「ねえ、おっちゃん、早く読みたい!」

テーマの時間の始まる前から、子どもたちはシナリオを読みたくて、読みたくて
仕方がないという感じでした。

「わあ、こんなこと言いそうだな!」

これまでの話し合いの中のどこかで出てきたエピソードにつながっているし、
何よりも自分が練りに練って作った「年表」を反映しているので、納得しながら
読み進めてゆきます。

「ねえ、ここの部分は、〇〇くんが今、△△していることを知らないって変じゃ
ない?」

与えられたものに唯々諾々と従うのではなく、教師の出したものすら絶対視
せず、タタキ台としてよりよいものに変えてゆこうという習慣がついていること
を嬉しく感じる瞬間です。

「〇〇くんは賞をとって有名になっているからテレビとかもたくさん出ているはず
で、知らないのはおかしいかもね」

同調する意見が現れました。すると、本人の〇〇くんが、

「ぼくのとった賞は、テレビとかに取り上げられるような大々的なものではないし、
テレビには出ないと思う」

みんな納得し、セリフはそのままとなりました。

〇〇くんの口調には、地道に研究を進めてゆこうと思っている彼の真面目さが
にじみ出ていましたし、今のマスコミの異常さをも知っているような達観した
部分も感じられ、頼もしく感じました。このやりとりを聴いていて、この子達が
自らのキャリアをとても深く見つめていることを知り、もはやこの「劇」は単なる
「ごっこ」ではなく、「真剣なるシミュレーション」なのだと確信しました。

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みな活き活きとシナリオの読み合わせを進め、ああでもないこうでもないと工夫
しつつ、絶妙の演技力で舞台稽古を始めました。どんなことをしたかをここで
書いてしまうと、発表が面白くなくなるのでこの辺りでとどめておきますが、
ドラマは見事に動き始めました。

RI

TCS2010年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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